勉強計画ノートの作り方書き方を解説|東大生の1日の勉強スケジュールも

こんにちは、東大BKKです。

いきなり結論を言っちゃうと、最も効率的に成績を上げたいなら、勉強計画ノートを作りましょう

毎日、その日の自分の気分で勉強時間や科目配分が変わっていませんか?

「あ、オレ(私)だ・・・」

と思ってしまった皆さん、もしあなたが今受験生なら相当ヤバイ状態なことを警告しておきます。

今回は勉強における時間管理に注目して、成績の伸びる勉強計画ノートの作り方、書き方を徹底分析していきます!

この記事は超大作です。しっかり読めば6~7分ほどかかってしまいます。寝る前のSNSなどをいじるちょっとの時間で、役に立つ情報が手に入ると思って読んで頂けると幸いです(_ _).。o○

目次

はじめに

何よりもまず、東大BKKで何度も紹介している下記の図を理解しましょう。逆算した計画作成が重要です。

学習計画表の作り方

その上でまずやるべきことは、時間を記録するということです。

実際東大生の多くは受験期の時間記録がしっかりしており、科目の勉強時間に偏りがないか極端に勉強しなかった日がないかなどをしっかりと把握し、軌道修正に努めてます。

勉強時間の記録は紙やアプリに必ず残しましょう。データを集計することで初めて自己分析や軌道修正を行うことが出来ます。

時間を大切にしようという意識が自然と出てくるように、皆さんも是非、きっちりと時間管理を意識していきましょう。

タイムラインマーカー

<プロフィール>
名前:山岡くん
生年月日:1998/12/20
現浪:現役
科類:文科一類
趣味:ヒッチハイク
得意科目:英数
苦手科目:特になし

~山岡君より一言~

僕は受験時代は時間管理を特に意識していました。このノートは一日の勉強時間()・睡眠時間(青)・その他の時間(空白)をラインマーカーで記録したものです。このノートを作ることで自分が今日どれくらい勉強したのかを一目で把握することができます。

また、「もうちょっと朝方の生活に変えよう」といった戦略や「最近気が抜けてきたな」といった反省もこのノートを見ることで思い浮かんできました。

これは勉強時間を赤、睡眠時間を青、その他の時間を黄緑のラインマーカーで表しています。


↑小さな紙に一日のやるべきことを書き出し、持ち歩いて時間の記録を書き込んでいました。

~解説~

受験の天王山である夏休みに彼は花火大会やお祭りに言っています。彼はこのノートを見て、「けじめ」を意識し、一転して勉強している時の集中力を高めることが出来たそうです。

彼は「勉強時間を記録するのは努力が可視化されるようで楽しかった」と言っています。勉強もゲーム感覚で楽しむことが大切です。

~このノートの作り方~

  1. 6ミリドット入りCampusノートを購入する
  2. ドットに合わせて0~24までの数字を手書きする
  3. 毎日、その日やることを書き出した小さい紙を持ち歩き、勉強の開始時間と終了時間を記録する
  4. それらを合計して一日の勉強時間を割り出す

~タイムラインマーカーのテンプレート~

>>タイムラインマーカー×下克上法で勉強計画ノートを作ってみる

コラム1:受験勉強の時間が足りない、確保できない人へ。【時間は作るものである】

「高3の夏までガッチリ部活があって、受験まで時間が全然ない!」「高3まで受験を考えてなかったけど、時間的にまだ間に合う?」

最初のコラムではこうした受験勉強における時間の確保をテーマに話を進めます。

前提として、時間が足りないと悩みがある人は、先ほど紹介した山岡くんのように自分が勉強できる時間を書き上げてみることからがスタートです。

部活などの活動で時間が確保できない人

部活や課外活動が忙しくて、勉強時間が他の受験生に比べて少ない・・・

という悩みを持っている人は全国にあふれています。しかし、この悩みを持つ人たちの中でも部活引退後に成績が飛躍的に伸びる人とそうでない人の2パターンに分かれてしまいます

この記事を読んでくださっている皆さんは勿論成績を飛躍的にあげたいですよね?

そのためには部活などでメチャクチャ忙しい時に時間の価値を最大化することの重要性を理解しましょう。簡単に説明すると、「高い集中力を発揮できるようになろう」ということです。

部活引退後に成績が飛躍的に伸びる人は、概して勉強している時の集中力が高いです。今は時間の確保が出来なくても、集中力さえ磨けていれば必ず芽は出ます。

志望校の難易度的に時間がない、受験に間に合わない人

こちらの悩みを持っている人の方が多いのではないかと思います。

「今から東大現役合格は難しいかもしれない。。」「あと半年もないのに医学部は無理だ・・・」

こうした負の感情を持ってしまうのが受験生の定めです。受験におけるストレスはモチベーション低下にも繋がってしまいます。まず、そうしたモチベーションの問題も抱えている人は、当サイトの「受験を通して精神的にも強くなる!モチベーションの維持の方法」を参考にしてください。

そして、モチベーション云々の話ではなく、現在の成績の伸びの速度では受験に間に合わないという人は、合格するために何をすべきか逆算して考え直しましょう

具体的には当サイトの「【受験は逆算で受かる】9ステップ逆算式勉強法「誰でも真似できる」」という記事を参考にしてください。(下記はその記事に載せた、高3から本格的な受験勉強を始めたKくんの勉強計画表です。)

一日の勉強計画だけで満足しているひとへ

最初にも述べましたが、受験は試験当日に合格できるように逆算した勉強計画が何よりも必要です。

勉強計画を作っているひとも一日のものや、長くて1週間の計画で満足しているひとがほとんどだと思います。

しかし、その勉強計画は本当に第一志望に合格するためのものでしょうか。ただ勉強をするためだけの計画になっていませんか?

今やっている勉強が合格に直結する意味のあるものにするためには、やはり最初に年間で計画を立てる必要があります。

とはいえ、合格に直結する年間の勉強計画表を一人で作るのはかなり難しく、間違った計画を立ててしまうと、その時点で合格できる可能性が大きく下がってしまいます。

そこで、BKKおすすめの逆算した勉強計画を立てるための方法をまとめた教材があるので、ぜひ参考にしてみてください。

科目別年間計画×下克上法であなただけの勉強計画を作成してみる

予復習の時間を手帳に記録!

~プロフィール~
名前:M・Kくん
高校:都内都立高校
出身:東京
生年月日:1997年
現浪:一浪
科類:文科二類
趣味:フットサル
得意科目:英語/数学
苦手科目:(現役時は数学)

~M君から一言~

僕は浪人時代、塾の講義が終わると自己評価やその講義のポイントを手帳に書き込んでいました。そして同時に各科目の予習復習にかかった時間や一日の合計勉強時間を書き込むことで、手帳でしっかりと時間管理を行っていました。

こうして勉強時間を記録することで、科目ごとの勉強量のバランスや受験勉強全体のペースダウンなどを明確に自己把握できるようになりました。やはり時間の記録はいつも自分が持ち歩いているものにするのが一番です。皆さんも是非、身の回りで常に持ち歩いているものってなんなんだろう、って考えて見てください。

〜解説〜

東大BKKの当サイトではノートや紙を用いた勉強計画を紹介することが多いですが、Mくんは手帳を有効活用した受験生の一人です。

Mくんの勉強手帳の作り方、使い方については、「《東大生が勉強手帳のおすすめを厳選》手帳の書き方、使い方も紹介!」を参考にしてください。

~対応テンプレート~

勉強計画テンプレートの一覧については、「そのまま使える!勉強計画テンプレート一覧」をご覧ください。

勉強時間の理想と実際

~プロフィール~
名前:K・Kくん
高校:都内私立中高一貫
出身:大阪
生年月日:1998年
現浪:一浪
科類:文科二類
趣味:バンド活動
得意科目:英/社
苦手科目:現代文

~K君から一言~

これは僕が受験期に使っていた手帳で、一番下の欄には毎日の勉強時間の「理想と実際」が書かれているよ。一日の欄を縦に割って左側に「いつ何をするか」の理想を、右側に「実際いつ何をしたのか」の記録を書き込み、最後にそれらを総計して一日単位での時間管理を行ってたね。

~解説~

手帳の使い方は色々だが、彼のように時間欄を縦に割って理想と実際を比較して書き込んでいく方式は珍しいです。

しかし、珍しいとはいえかなり効果的な手帳の使い方であると言えますね。彼のスタイルに共感できる人はぜひとも真似して見て欲しい。

コラム2:【勉強の効率化】のためのツール:ストップウォッチ、タイマー、アプリについて

ここのコラムでは【勉強の効率化】のためのツールを紹介していきます。

まず初めに、【勉強の効率化】とはどういうことか分かりますか?

東大BKKでは以下のような主張をしています。

  • 【勉強の効率化】=時間の有効活用=集中力を高める

集中力を高めるためには、ストップウォッチやタイマーを利用して時間に区切りをつけましょう。オススメは45分勉強して15分休むという形です。これが人間にとって一番効率的だと言われています。集中力がない人にとっても、適度な時間だと思います。

ただ、ダラダラ休むことがないようにだけは注意する必要があります。メリハリをつけた勉強ができる人が受験勝者となるのです。

そして2018年現代では他にも勉強管理のツールがあります。代表的なものが「Study Plus」です。

【5つのオリジナル時間割】東大受験生の一日のスケジュール(コラム:東大合格に必要な勉強時間)

こんにちは東大BKKです。このページでは東大受験生の一日のスケジュールと、東大合格に必要な勉強時間をテーマに話を進めていきます。それでは早速Sくんの例から始めます。

パターン別タイムマネジメント

<プロフィール>
名前:S・Nくん
高校:都内私立中高一貫
出身:東京都
生年月日:1998年
現浪:現役
科類:文科一類
趣味:釣り
得意科目:英数
苦手科目:特になし

~S君から一言~

これは僕の夏休みのタイムマネジメントです。夏休みの一日は塾に行ったり図書館で自習したりといくつかのパターンに分けられると思います。そうしたパターンごとに理想の時間の過ごしかたを表にまとめてみました。

~解説~

S君の一日の計画表。5パターンの日程が考えられている。左から順番に「図書館行く日」「夏期講習D1体制」「D2体制「どこにも行かない日」「学校講習」と書かれており、それぞれ起床時間から就寝時間までの生活と勉強する科目が書き込まれている。このタイムスケジュールを作ることで勉強の偏りを避けることができ、また、一日の中で何をしていいかわからずダラダラしてしまうということも防ぐことができたそうです。

裏紙に書き出してみるだけで一日のイメージが出来上がってきます。みなさんも是非試して見てください!

>>タイムマネジメント×下克上法で勉強計画ノートを作ってみる

コラム3:東大受験生の一日の勉強時間、睡眠時間は?一日のスケジュールの具体例付きで紹介!

このコラムでは現役合格した東大生の1日の勉強時間、睡眠時間など、一日のスケジュールを紹介してもらいます。

一日の勉強時間は10時間、睡眠時間は6~7時間!

<プロフィール>
名前:山岡くん
出身:東京都
生年月日:1998/12/20
現浪:現役
科類:文科一類
趣味:ヒッチハイク
得意科目:英数
苦手科目:特になし

これは夏休みの1日のスケジュールを記録したものです。基本的に睡眠時間は6~7時間、勉強時間は10時間ほど確保しました。

早寝早起きの生活型の方がいいとは思いますが、僕は夜型の受験生活でした。

学校のある期間はノートのようには勿論勉強出来ていません。ただ、睡眠時間の6~7時間というのは削らないようにしていました。健康は大事です笑。

固定スケジュールを組む大切さ

これは彼が冒頭で紹介したタイムラインマーカーです。画像は夏休みのものですが、マーカーを見ても分かるように規則正しい生活を送れています。固定した生活リズムを組んでおけば、メリハリのある生活を過ごすことが出来ますね。

当記事を編集している筆者も受験生時代は7、8時間の睡眠は確保していました。受験勉強は確実にストレスが溜まるので、寝てストレスを軽減するべきだと思います笑。1日の勉強時間に関してですが、筆者は受験勉強開始が遅めだったので危機感をかなり持っていました。なので、休みの日は1日10時間ほど勉強していました。

  • 学校から帰宅→塾で勉強(4~5時間)→帰宅、食事などなど→1日の反省、好きな科目(数学)の勉強

筆者の平日の勉強スケジュールです。1日の勉強時間は6時間くらいです。平日の勉強時間としては東大受験生の中でも少し多い方だったのではないかと感じています。

「1日N時間やれば東大受かるよ」みたいな意味のない主張はしません。勉強出来る時間はほとんど勉強しているのが、合格する東大受験生のあるべき姿です。

あえて答えを出すなら、平日4~5時間、休日10時間の勉強、6~7時間の睡眠は最低でも確保すべきです。ただ、東大に入ってみて分かることですが、東大生の中には平日1~2時間の勉強くらいで軽く合格している人もいます。自分が凡人だと思う人は、まずは睡眠時間を削らない程度で勉強時間をしっかり確保するところから始めましょう!

【勉強の時間管理はアプリで】全国の東大受験生の勉強の様子も見れる!(コラム:勉強に役立つアプリ3選)

最後はノートではなくアプリを利用して時間管理を行なっていたKくんの具体例を紹介します。

コラムでは勉強に役立つアプリを紹介します。

【毎日10時間】時間管理アプリを使ってモチベーション維持!

~プロフィール~
名前:K・Mくん
高校:地方私立中高一貫
出身:福岡県
生年月日:1998年
現浪:現役
科類:文科二類
趣味:温泉巡り
得意科目:数学
苦手科目:英語

↑僕の使用していた参考書たちです^_^

↑8月のある一週間の勉強時間の記録と科目別時間配分の記録

〜Kくんより一言〜

写真最初の教材が並んでいるのは、僕が利用していた教材たちです。Study Plus上に教材をまとめておくことで、どの教材をどのくらいやったかを管理できるようになります。

そして3枚目のグラフが載っているのは僕の受験期の夏休みの勉強記録です。勉強した教材を記録していくだけで、このようにどの科目をどれくらいやったかグラフで表示してくれます。この最大のメリットはどの科目を勉強して、どの科目を勉強していないかを視覚的に判断できることです。

僕の場合は英語と数学(グラフの緑と黄色)は毎日そこそこの時間を取るようにしていました。日本史、地理(オレンジ、黄色)は日によってバラバラでしたね。

グラフを見れば分かりますが、毎日10時間は勉強していますね。8月全体では260時間勉強していました

今思うとなんでそんなに勉強できたのだろうという感じです笑。ただ、このStudy Plusへ記録していく楽しさが継続して勉強出来た要因であったことは間違いないです。

〜解説〜

東大BKKでは紙、ノートに勉強時間を記録していた人を多く紹介していますが、彼は数少ないアプリを使った時間管理を行なっていた受験生です。

はっきり言うと、紙や手帳にまとめる労力に比べてはるかに簡単で便利です。勉強時間が少ないとグラフの数値が下がって、「やらなきゃ!」というモチベーションにも繋がります。

ただ、紙や手帳に記録を残していくというものと比べて、勉強する本人にとっての印象が違うとは思います。言うなれば、電子書籍と紙書籍のようなイメージです。

また、Study Plusの特徴として全国の受験生の勉強記録も見れるということが挙げられます。地方の無名校の人にとっては、地方にいながらライバルたちの頑張りを見てやる気を出すことができる数少ないツールの1つです。

>>アプリを使って年間勉強計画ノートを作ってみる

コラム4:勉強の時間管理に役立つアプリ3選!【東大BKK厳選】

最後のコラムでは時間管理に役立つアプリを3つ紹介します。以下の順番で紹介していきます。

  1. Study Plus
  2. みんチャレ
  3. Forest by Seekrtech

Study Plus

最初はStudy Plusです。先ほどKくんの例で紹介したアプリです。もう言うことは特にないですが、まだこのアプリを入れていない受験生はすぐに入れる必要あり、と言っておきます。

Study PlusをApp Storeで見てみる

みんチャレ

こちらは3日坊主にならないためのアプリです。匿名で同じ目標(受験勉強)を持つ人と5人でチャットを交わし、お互いに励まし合うアプリです。

みんチャレをApp Storeで見てみる

Forest by Seekrtech

最後は勉強中についついスマホを見がちな受験生のためのアプリです。時間を100分など指定して、その指定した時間スマホをいじらなければ木が育っていき、スマホをいじれば木は枯れていくという育成系の要素も含んだアプリです。

「この時間は集中するぞ!」という時におすすめです。

Forest by Seekrtech

まとめ

いかがでしたか。最後まで読んでくださった方は、本当にありがとうございましたm(_ _)m

勉強の時間管理をするにも、紙に書くか、アプリに記録するかの2通りの方法があります。

どちらかを自分で選びましょう。アプリに決めた場合は、Study Plusに記録していけばOKです。

紙や手帳にまとめて行く場合は、今回紹介した東大生の具体例などを参考にしてください。「そのまま使える!勉強計画テンプレート一覧」で紙に勉強計画を記録していく際のおすすめテンプレートをまとめています。ぜひ参考にしてください。(↑は当サイトで最も読まれている記事です)

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