【保存版】漢文の独学勉強法を東大生が完全解説!定期テストもセンターも完璧!

みなさんこんにちは、東大BKKです。

の勉強は独学でOK?

具体的にどういう勉強法があるの?

こんな高校生・受験生の疑問に答えます。

この記事では漢文の勉強法をテーマに解説していきます。

定期テスト、センター試験など目的別に勉強法を解説しているので、

これを読めば、漢文の勉強法については完璧です!!

この記事が3分ほどでサクッと読めます!

漢文の勉強は独学で問題なし

漢文の勉強は独学で問題ありません!

漢文の勉強は定期テストから東大二次試験まで全て独学で対応できます!

漢文で学習しなければならないことは決して多くありません。決して多くない句法を覚えて、あとは問題演習を積むのみです!

そのため、塾・予備校に頼らずとも独学で十分対応できるのです。

また、漢文は入試の科目の中で重要度が高い方ではありません。国語の中で現代文、古文、漢文に分けられるため、必然的に配点が低くなります。

よって、漢文を塾や予備校に頼らなければならないようではそもそも受験を成功させることはできません。

この記事では、受験生のあなたが独学で漢文を勉強するためのとっておきの勉強法、そしておすすめの参考書を紹介していきます!

句法を身につけよう!

漢文では、普段日本人の私たちも使う漢字が使われていますが、外国語なので当然日本語と同じようには読めません。そのため、漢文に使われている句法を覚えなければ私たちが漢文を理解することはできないのです。

まずは句法を完全に習得しましょう!

句法を覚えなくてはいけないと言っても覚えなければならない句法の数は少ないです。入試対策としてはたった15〜20個程度の句法を覚えれば良いだけなのです。

暗記すべき数が少ないからこそ、漢文の句法は完璧に身につけてください。

単語を覚えよう!

漢文は外国語なので、当然日本語を使っている私たちにはわからない単語があります。そのため、知らない単語を暗記しなければ漢文を読むことはできないのです。

しっかり単語を覚えてください。

しかし、漢文で覚えなければならない単語は非常に少なく、たったの150語程度です。一般に大学入試に必要な英単語の暗記量が4000〜6000語であるのと比較すれば、その数の少なさは一目瞭然ですね。

漢文の単語も覚えるべき数が少ないからこそ、しっかりと完璧に暗記しましょう。

長文学習は音読!

漢文の長文を学習するときは音読するようにしましょう。漢文を音読するようにすると、自然とスラスラ漢文が読めるようになります。

なぜなら、漢文の返り方には一定のルールがあるためです。音読を何度もするうちに、感覚的に漢文の返り方がわかるようになり、スラスラ読めるようになるのです。

漢文の長文を学習するときは、声に出して読むということを心がけてください。

短期間で伸ばす!定期テストの漢文独学勉強法

漢文の定期テストで高得点を取る勉強法を解説します。基本的には通常の漢文の学習法と同じですが、各パートに分けて説明していきます。

  • 句法を覚える
  • 単語を覚える
  • 試験範囲の課題文は読みこむ

それでは見ていきましょう!

句法を覚える

漢文の句法は入試までの全範囲でも15〜20個程度しかないのに、定期テストではさらに範囲が絞られるでしょう。

句法は完璧に覚えてください。

句法を暗記するときは、例文を音読してください。実際に漢文の中でどのように句法が使われているかを理解して初めて句法が身についたことになります。

句法を覚えたら、アウトプットするために句法の問題集を利用しても良いかもしれません。

単語を覚える

漢文の単語は入試までの全範囲でも150語程度しかないのに、定期テストではさらに範囲が絞られるでしょう。

単語は完璧に覚えてください。

単語を覚えるときは、できるだけ早く範囲を一周しましょう。何周もすることで単語が記憶に定着するのです。

試験範囲の課題文は読みこむ

定期テストでは試験範囲の課題文は何度も音読して、頭に入れてください。

課題文を音読しておくことは、受験にも生かされます。長文を何度も音読して、漢文のリズムを体得しましょう!

ただし、どれだけ定期テストの勉強をするかはあなたの志望校次第です。漢文を使わない。もしくは配点が低い大学を志望校にしている人は定期テスト対策をする必要はありません。

受験生に定期テストは邪魔!勉強すべきでない3つの理由を東大生が解説」でも述べているように、受験と直結しないなら定期テスト対策はする必要がないと筆者は考えているためです。

受験生に定期テストは邪魔!勉強すべきでない3つの理由を東大生が解説

【大学受験】センターの漢文独学勉強法

センター試験の漢文の勉強法・解き方は、少し二次試験や私大入試と異なる部分があります。

漢文の読解力をつけよう

センター試験で漢文にかけられる時間は非常に短いため、スピーディーに漢文が読めるようになる必要があります。

センター試験の試験時間は80分で、現代文2題(評論文、小説文)・古文・漢文の計4題が出題されるため、単純に考えて漢文にかけられる時間は20分以下となり、非常に限られています。

そのため、速く正確に漢文を読む力が必要なのです。

一方で、センター試験では難しい文章を読める力は要求されていません。たいていの場合、リード文を読めば本文のあらすじが分かってしまうような問題となっています。そのため、とにかく速く読む力が大事なのです。

句法・単語の学習は重点的に

センター漢文の最大の特徴はズバリ句法・単語問題が半分以上を占めることです。

二次試験や私大入試よりも知識系問題が重視される傾向にあるため、センター試験に向けて句法・単語は完璧にしてください。

繰り返し述べている通り、漢文の暗記しなければならないことはとても少ないので、しっかり覚えましょう。

センター試験の漢文の勉強法については「センター漢文で9割・満点を取る勉強法を東大生が解説!おすすめ参考書も!」でさらに詳しく説明されているので、ぜひ参考にしてください。

センター漢文で9割・満点を取る勉強法を東大生が解説!おすすめ参考書も!

独学で漢文を勉強する場合の必携参考書一覧

東大生筆者の経験から、オススメの漢文の参考書を5つ紹介します。

  1. 基礎からのジャンプアップノート 漢文句法・演習ドリル(旺文社)
  2. 漢文句形ドリルと演習 (河合出版)
  3. 短期攻略センター漢文(駿台文庫)
  4. 精講 漢文 (ちくま学芸文庫)
  5. 漢文 入試精選問題集(河合出版)

それでは1つ1つ見ていきましょう!

基礎からのジャンプアップノート 漢文句法・演習ドリル(旺文社)おすすめ度:★★★☆☆

基本的な漢文句法を身に付けるためのドリルです。漢文を今から学び始めるという人におすすめです。句法の解説や例文などが丁寧に載っているため初学者に優しい一冊です。

デザイン性のあるイラストで、堅苦しい参考書が苦手な人はぜひ、『基礎からのジャンプアップノート』を使いましょう。

分量少なめ
網羅性超基礎レベル
難易度
おすすめ時期高1〜高2まで
おすすめ度★★★☆☆

漢文句形ドリルと演習 (河合出版)おすすめ度:★★★☆☆

『基礎からのジャンプアップノート』同様、初学者向けの教材です。句法解説に加え、演習が重視された教材です。

漢文の句法を反復練習して覚えるには最適です。また、長文の問題も少し掲載されています。

分量少なめ
網羅性基礎レベル
難易度
おすすめ時期高1〜高2まで
おすすめ度★★★☆☆

短期攻略センター漢文(駿台文庫)おすすめ度:★★★☆☆

センター漢文対策のための教材です。センター漢文独特の解き方が分かります。センター試験直前期は『短期攻略センター漢文』を使いましょう

中には裏技的な解法も載っているので、もう5点アップしたいという受験生にもおすすめです。

分量少なめ
網羅性センター8割レベル
難易度
おすすめ時期高3秋〜センター
おすすめ度★★★☆☆

精講 漢文 (ちくま学芸文庫)おすすめ度:★★★★☆

句法から長文問題まで全てを網羅した一冊です。中国の歴史・思想や日本の漢文学をも解説されていて、漢字文化の多様な知識が身につく教材です。ただし、ある程度漢文に自信がある受験生でないと取り組みづらいでしょう。

入試レベルをはるかに凌駕したレベルまで漢文の知識が載っています。文法の知識だけでなく中国の歴史や思想・文化をも体系的に学ぶことは、受験における読解の助けになるはずです。

分量多め
網羅性テストに関係ない範囲まで網羅
難易度
おすすめ時期高3春〜高3夏
おすすめ度★★★★☆

入試精選問題集 漢文(河合出版)おすすめ度:★★★★★

漢文の問題演習を積みたい受験生におすすめです。易しい問題から難しい問題まで順に掲載されており、問題についての解答、本文解説、書き下し文、全文解釈、解釈のポイント、設問解説が充実しています。

また、30題程度と1ヶ月ほどで終わらせることができます。

漢文は演習を積むことでどんどん速く正確に読めるようになるので、『入試精選問題集 漢文』をぜひ取り組みましょう!

分量少なめ
網羅性私大まで網羅
難易度
おすすめ時期高2〜高3秋まで
おすすめ度★★★★★

東大漢文の勉強法

最後に東大BKKなので東大漢文の勉強法についても触れておきます。

東大漢文はほどんどの問題が記述問題で構成されていて、受験生の実力差が現れやすい問題形式となっています。

ですが、基本的な勉強法は通常の漢文の勉強法と変わりません。

ただし、読解力が重点的に問われる傾向にあります。難易度の高い文章を速く、そして正確に読み取らなければなりません。記述問題なので課題文を正確に読み取れないと解答の方向が大きくずれてしまう恐れがあります。

通常の漢文の勉強に加え、過去問分析を入念に行いましょう。東大漢文には一定の傾向があり、出題者の意図を知ることで正確に解答の方向を定めることができ、的外れな回答をしてしまうことを防げます。

これらの内容を含め「めざせ満点!東大漢文の勉強法と参考書リスト【過去問は簡単です】」で詳しく解説しています。

めざせ満点!東大漢文の勉強法と参考書リスト【過去問は簡単です】

まとめ

今回は漢文の勉強法について解説しました。

まずは、句法・単語を完璧に覚えてしまってください。覚えるべき数はとても少ないので完璧に暗記してください。

そして、長文を音読することで読解力をつけましょう。

この2点が漢文の成績をあげる基礎となります!

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