東大合格は簡単?東大の難易度を数値付きで現役東大生が徹底解説!

皆さんこんにちは、東大BKKです。

東大合格の難易度はどれくらいなの?」「東大に入るにはどうしたらいいの?

東大合格は決して簡単とまでは言えませんが、世間一般で思われているほど難易度が高いことではありません。

今回は東大合格の難易度について解説したいと思います!

この記事は2,3分でサクッと読めます!

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東大合格は簡単なのか

いきなり結論ですが、東大は努力次第では普通の人でも合格することができます。

たしかに東京大学は言わずと知られた日本最難関大学です。ですが、東京大学は決して一握りの天才しか入れないというわけではありません!

東京大学の入試に最も重要なのは安定した基礎力です。早稲田大学や慶應大学などの有名難関大学と比べて、東大の入試問題は難問揃いというわけではありません。

つまり、早くから受験勉強をスタートして圧倒的な基礎力をつければ、凡人でも東大に受かることができます

ほとんどの東大生は周りよりも早く受験勉強を開始し、圧倒的な勉強量によって安定した基礎力をつけることで、東大合格を達成しているのです。東京大学ではちゃんと一番勉強した人が受かりやすいような入試問題が作られているのです。

数値で見てみる東大合格の難易度・合格率

東大合格は決して不可能ではないといいましたが、受験生の中で東大に合格できるのはほんの一部であるということもこれまた事実です。

数値で見ると東大合格の難易度は際立ちます。

東大の倍率

2019年 募集人数 志願者数 倍率
文科一類   401人  1407人 3.51倍
文科二類   353人  1183人 3.35倍
文科三類   469人  1492人 3.18倍
理科一類    1108人  2915人 2.63倍
理科二類   532人  2081人 3.91倍
理科三類             97人       405人 4.18倍

東大の倍率はおよそ2.5倍〜4倍程度です。倍率は◯人のうち1人合格することを表す指標のため、志願者のうちのおよそ25%〜40%が受かる計算です。しかし、これは東大を受験するハイレベル層の中での合格率です。

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東大に受かる確率は?

東大の合格者数は約3000人です。これは全国の受験生のうちどれくらいの割合を占めるのでしょうか?

全国の受験生は毎年およそ60万人います。

東京大学が他の京都大学をはじめとした旧帝大と一線を画す点は、全国の優秀な受験生が集まることです。医学部志望以外の上位層のほとんどは東大を受けるので、医学部を受ける20万人を除いた45万人のトップに君臨するのが東大なのです。

よって東大の合格者は3000人/45万人、つまりは上位0.7%程度なのです。

0.7%とはどれぐらいの確率なのでしょうか。以下の表をご覧ください

ガリガリ君で当たりが出る確率4%
サイコロで連続で1が出る確率3%
信号を6個連続青で通過できる確率1.5%
初恋の人と結婚する確率1%
自動販売機の平均当たり率1%
全世界で蚊に刺されて死ぬ確率1%
1年間で交通事故に遭う確率0.9%

なんと受験生が東大合格する確率は1年間で交通事故に遭う確率よりも低いのです!

さらに、大学受験しない人も含めると、日本人が一生のうちに東大に合格できる確率は0.12%という試算も発表されています。

偏差値70とも80とも言われる東京大学ですが、偏差値の観点から東大の凄さを知りたいというかたは「偏差値80」のすべて。どれくらいすごいことなの?東大生が解説!を参照してください!

実際の入試から見る東大合格の難易度・レベル

ここからは実際の入試を受験した東大生筆者から見た、東大の難易度について具体的な試験の点数なども交えながら解説していきます。

センターは85%取れれば合格できる

東大はセンター試験の配点が低く、センター試験の点数は900点満点→110点満点に圧縮して算出されます。また、2次試験の配点は440点満点とセンター試験の4倍もあるので、必ずセンター試験で満点近く取らなければならないというわけではないのです。

中にはセンター試験の点数が8割ほどで東大に合格した東大生もいます。

基礎力が問われるセンター試験ではなるべく不用意な失点をしないことに気をつけましょう。

二次試験の合格ラインは5割5分〜6割程度

確かに、東京大学の二次試験問題のほとんどは記述問題でとても難解な試験であることは間違いありません。しかし、半分ちょっと取れれば十分に合格点に達するのです。

問題を見て、自分が解けるか解けない問題かを判断し、適切な時間配分をすることで、6割程度の得点を確保するということが大事です。

1科目得意科目があれば合格できる

二次試験の合格点は6割程度なので、1科目8~9割取れる科目があると一気に合格が近づきます。1科目得意科目があれば、4割程度しか取れない苦手科目があっても挽回できます。

科目数が多い

ここまで、東大合格の楽な点ばかり紹介してきましたが、東大の難しさは何と言っても要求科目が多いことです。理系は5教科7科目、文系は5教科8科目が要求されます。これは他に類を見ない負担の重さです。

試験時間が長いのに足らない

東大の試験時間は1科目100〜150分と長いです。集中力が持続させるにはかなり厳しい時間設定となっています。

そして、東大では長い試験時間でも解けきれないほどのたくさんの問題が出題されます。150分あっても決して試験時間に余裕はありません。東大の難しさは、フルで頭を回転させた状態を長時間継続させなければならない点にあります。

科目数の多さ、足らない試験時間からは、東京大学が受験生に処理能力を期待していることが分かります。

理三は別格

東京大学の医学部、理科三類の合格難易度はこれまでに述べた限りではありません。理三は凡人が入れるところではありません。

理三とは天才がさらに努力を積んでやっと合格できる究極の学部です。凡人は土俵にすら立てないのです。

理三の場合、これまでお伝えした受験情報の限りではなくセンター試験は最低9割、二次試験は最低6割5分を取らなければ受かりません。他の科類は一次試験と二次試験の合計の合格最低得点は6割ほどであるのに対し、理三の合格最低得点は7割ほどです。

>>※東大志望必読!※ 合格者・不合格者の違いとは?

東大に行くには高2までに基礎力をつけよう!あと1年で東大に受かるかも

東大に合格するには圧倒的な勉強量が必要です。そのために重要なのは、繰り返しになりますが、早くから勉強を開始することです。

高3になってから勉強し始めては、いくら1日10時間以上勉強したとしても、凡人が東大に受かることは不可能です。東大に受かるのにどれだけ勉強すれば良いのか知りたいという方は東大受験に必要な勉強時間は?いつから本格化?現役東大生が徹底解説をご覧ください

東大に入りたいけど、天才ではないという自覚のある皆さんは今すぐに勉強を始めてください。早ければ早いほど有利です。高2が終わるまでには安定した基礎力を完成させましょう。高3になったらすぐに志望校別の対策に移れるように準備しておいてください。

高2までに基礎力を完成させることができれば、東大合格なんて簡単です。

ここでの基礎力とは主に英語、数学、国語の三科目です。英語であれば重要文法は全て身についている、数学であれば典型問題は全て解法を理解している、国語であれば基本的な答えの根拠の探し方を全て会得しているという状況をさします。

高2までに基礎が完成した受験生は、高3からはすぐに東大対策に乗り出すことができます。東大の難しい二次試験には様々な傾向があり、それらを研究し、理解した者こそが合格に近づけるのです。

また、勉強する際には本質を理解しようとする姿勢でいましょう。東大の入試問題では数学の定理の証明など基礎的な事項でも、何も考えずにぼけっと勉強している人には見落とされがちな事項が問われることがあります。

まとめ

今回は「東大合格の難易度」「東大に入るにはどうしたらいいか」についてお話ししました。

東大合格は確かに統計的に見れば果てしなく難しいことではありますが、決して天才しか入れないという訳ではありません。天才ではないアナタも努力の天才になれば東大に合格できるかもしれませんよ!

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