高3秋からの受験勉強|秋からでも間に合う勉強法を東大生が完全解説!

みなさんこんにちは!東大BKKです。

夏休みが終わって、秋。いよいよ受験が現実味を帯びてくる時期ですね。

「秋以降は問題演習や過去問をすべき」というのが、受験界では王道の勉強計画ルートになっています。

ただし、受験生にとって秋は色々悩みも抱える時期でしょう。

「模試でD判定だったんだけど、こんな状態で過去問とかといていいの?」「夏休みは自分なりに勉強頑張れたけど、秋になってやる気が・・・」「いよいよセンターが近くなってきて、精神的に不安定になってきてる。。。」

↑この3つのどれかに当てはまるような悩みや不安を皆さんも感じていませんか?

そんな悩みの増える高3秋の時期を乗り越える方法を今回はまとめました!現役東大生の高3秋の勉強計画も紹介していますので、そちらも参考にしてください!

(※この記事は2~3分で読み終わります。少々お時間頂けると幸いです)

高3秋からでも受験勉強は間に合うのか

そもそもこの記事を読みにくださった人の中には、

夏休みを微妙に過ごしてしまったけど、高3秋からでも受験勉強って間に合うのかな、ここから本気出したので大丈夫かな・・・

と思っている人も多いと思います。

結論、高3の夏をサボってしまった人はかなりライバルに遅れを取っており、ゴールから逆算して必死に目の前の勉強をするしか合格の道は開けません。

平日は1日5時間、休日は1日10時間以上は勉強することは必須でしょう。

夏休み頑張った受験生も上記の勉強時間感覚で進めていくのが無難です。少なくとも東大生筆者はそれくらい勉強していました。

 

厳しいことを言いますが、夏休み明けてもダラダラしているようでは、お先真っ暗であることは伝えておきます。

>>自分にあった勉強計画を作って高3秋から逆転合格を狙う人はこちら!

高3秋からの大学受験勉強法

東大生の計画ノートや過去問の使い方は後ほど解説するとして、ここでは高3秋から大学受験本番までの時期の大まかなやるべき勉強について解説していきます。

(単語帳の1周目や、基礎レベルの問題集は夏休みまでに終わらせている前提です)

  1. 問題演習
  2. センター対策
  3. 過去問

これら3点が秋以降にすべき勉強になりますが、重要なのは3つの時間をかける配分を間違えないことです。

センター試験が合否を大きく左右する重要な医学部の人の場合、時間が10あれば

  1. 問題演習・・・2
  2. センター対策・・・5
  3. 過去問・・・3

このような配分が妥当で、さらにセンター対策を始める時期も少し早めに設定するのが無難でしょう。

一方、二次試験の成績が全てである、東大受験生の場合、

  1. 問題演習・・・3
  2. センター対策・・・1
  3. 過去問・・・6

このような配分が妥当で、センター対策は12月くらいまで放置しておくのが普通の受験生です。

なので、これら3種類の勉強をどのように配分するかは自分の志望校の配点に応じて、決定していってください。

過去問は高3秋から少しずつすべき!

タイトルで「秋から過去問をやろう!」と煽りましたが、注意が必要です。「(東大や京大など分野別の25ヶ年、15ヶ年の過去問が販売されている大学を受験するつもりの人は)秋から過去問をやろう!」ということです。

当然ですが、過去問は非常に重要な勉強素材なので入手できる過去問が数年しかないのに、秋から過去問研究を始めようとしているのは、ハッキリ言って愚行です。分野別の赤本がない大学を受験する人はセンター試験対策をしていきましょう。

また、分野別の赤本がある大学(東大、京大、阪大etc)を受験する人も注意があります。それは2013年以降の過去問は二次直前期まで触れないでおくということです。

二次直前期の戦略はこちらで紹介していますが、簡潔に述べると以下の2点のために新鮮な過去問は置いておくべきです。

  1. センターボケを解消する
  2. 出題傾向も近い年度で1セット通しで解く練習をする

なので、結局

秋からセンター試験までに直近5ヶ年以外の過去問は演習すべき

ということが言えます。「5年分だけだと足りなくない?」と思う人もいるでしょう。そんな人は「二次直前期の戦略」を読んでください。あくまで初心に返って勉強することが大切だということが分かるはずです。

続いては、秋から過去問を解き始めたNさんの秋の勉強計画です。

東大生の秋からの勉強計画1:秋の計画表

~プロフィール~
名前:N・Aさん
高校:都内私立中高一貫
出身:東京都
生年月日:1998年
現浪:現役
科類:文科二類
趣味:バレー
得意科目:英語/日本史

~Nさんから一言~

二学期は長いです。そして二学期が終わるとついにセンター試験が現れます。夏休みまでに身につけた基礎知識を応用していく段階ですから、より一層綿密に計画を立てましょう。かと言って、心配することなかれ。じっくりコツコツ、着実に前進していきましょう♪

私の計画表は二種類に分かれています。下の説明を参考にしてぜひ真似してみてください!

↑高三の二学期間にどのように問題集などを進めていくかについてを、月単位で計画した表です。なんの問題集をいつまでに終わらせるのかを矢印を使って視覚的にわかりやすく書いてあります。

↑月単位の学習表を元に、一週間ごとに何をするかを決めて書き込んで言った計画表です。赤で×印がついているのが実際にはやらなかった分で、一番下には九月以降の累計勉強時間が書いてあります。

~解説~

基本に忠実な勉強計画です。

  1. 月単位の勉強計画
  2. 週単位
  3. 日単位

とうまく落とし込めています。

注目すべきは彼女も過去問を秋の段階から解き始めているということです。特に東大の場合は分野別に25ヶ年の過去問があるので、二次直前期から過去問演習を始めたのでは逆に遅すぎです。

秋の模試の判定がヤバイ!

【模試の判定は気にしなくていい】

受験勉強をしていたら、この言葉を一度は聞いたことがあるでしょう。

とはいえ、秋の模試でD判定だとしても気にしないで入れる人は少ないでしょう。というか、D判定で気にしないのは危険です。

とりわけ、東大受験生となると大きな

  • 駿台実戦
  • 河合オープン

の2大模試があります。

判定別にどうするべきか紹介していきます。

A判定

今のままの勉強を継続していきましょう。

もちろんA判定とはいえ、「A判定からの不合格」の事例も多く見られます。「仮に自分が不合格するとしたら、何が原因で落ちるだろうか」と言った自己分析を行って合格の可能性を1%でも高めていきましょう。

B判定

順調です。現状では定員に入っています。

現状のまま受験まで行くと合格出来ます。ただ、周りも本気で勉強してくるのであなたも本気で勉強してください。合格はあと少しです。

C判定

厳しいことを言いますが、かなり努力しましょう。

秋以降、一時的なスランプを除いてB判定以上の人が勉強を止める時期はもうありません。彼ら以上の努力量が必要です。

合格点を取るための最短ルートを見つけて止まることなく猛進するのみです。

D判定

今一度受験校はそこでいいか考えましょう。

このまま受験まで行くと落ちます。【D判定からの合格】という言葉を聞きますが、それは数少ない成功例を抽出しているだけにすぎません。あなたが数少ない成功例となるには、少なくともこれまでの人生で最大の馬力を発揮する必要があります。

勉強のやる気の原動力となる、第一志望の学校に行きたいという強い思いが自分にあるかどうか今一度考えましょう。

東大生の秋からの勉強計画1:夏後のVision

<プロフィール>
名前:山岡くん
出身:東京都
生年月日:1998/12/20
現浪:現役
科類:文科一類
趣味:ヒッチハイク
得意科目:英数
苦手科目:特になし

~山岡君から一言~

これは僕が夏休み明けに改めて今後の方針を考える際に書き出した、秋に向けてのビジョンです。

「計画」ではなく「ビジョン」ですのであくまで大きくてぼんやりしたものですが、方針を再確認する上では最適な抽象度なのかなと思います。

~書き起こし~

具体的に彼が各科目の秋に向けたビジョンをどう捉えていたのか、ノートの内容を書き起こしてみた。

英語:・ひたすら速度を高める練習を積む
・過去問演習をメインに緻密な得点力をつける

数学:・4完の思考力を安定させる
・整数、確率などの頻出分野を別個に買って攻略する
・漏れがなく効率の良い記述を訓練する

現代文:・過去問演習による実力の安定

古典:・夏にやったことの復習
・正確な得点力の養成

日本史:・教科書の通読を繰り返す+アンキ事項の維持
・テーマ別に知識を体系化する
・過去問演習を積む→緻密な得点力

世界史:・教科書の通読を繰り返す+アンキ事項の維持
・タテ/ヨコを自分の手でまとめ直す
・大論述の本格的な対策を行う

~解説~

彼の説明にもある通り、これは彼が夏休み後に今後の方針をぼんやりと書き出したものだ。
「どの教科書を使うか」や「いつまでにやるか」と言った具体的なことは書かれたいないが、そうしたこともこの大方針に照らし合わせながら考えて言ったのだろう。

まとめ

受験生の秋は大変です。本番が現実のものとなってくる不安に加え、模試の嵐。

10月、11月、12月と大変な時期が続きますが努力が必要です。

乗り越えましょう。高校生にとっては大変な試練なことは間違いないです。

受験が終わった後にやりきったという思いを持てればいいんです。限界を超えろ。

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