埋距離戦略

ここまで勉強計画について時間軸で項目分けして解説してきましたが、実はあらゆる勉強計画は「埋距離戦略」であると言えます。

埋距離戦略とはつまり、理想と現実のギャップをいかにして埋めていくかを考えることです。

日単位や週単位の勉強計画は、埋距離戦略を具体的に実行していく手段と言えるでしょう。

ではどのようにして埋距離戦略を立てて行けばいいのでしょうか。

まずその大前提として絶対に欠かせないのが、目標の明確化正確な現状把握です。

あなたは普段、「今回のテストは悪かったから次回頑張ろう」などと言っていませんか。

そんなあなたに私たちは問いたい。「どう頑張るのですか」と。

目標の明確化とは、目標を数値で表現して自覚すると言うことです。
ただ単に「頑張る」では目標を立てたとは言えないのです。
具体的に、どの科目のどの部分を、何点分上げるのか。

あるいは、「頑張って単語を覚える」ではなく、「いつまでにいくつ」覚えるのか。

目標とはここまで突き詰めて初めて明確になるものです。

ここではまず、目標は数値化して初めて意味を持つのだということを覚えておきましょう。

それと同時に、現状把握も数値で行う必要があります。
多くの場合はテストが目安となるため、点数を元に現状をつかんでいくことになるでしょう。

目標の明確化と正確な現状把握。
ゴールと現地点がはっきりしたら、それを埋めていくために自分が何をしなければならないかも自ずと見えてくるはずです。

そうしてぼんやり見えてきた努力像を紙に書き出し、さらに具体的なやるべきことにまで落とし込んでいきます。

どのくらいの演習量をこなせば、どのくらいの知識を覚えれば、距離を詰めていくことができるのか。
そのために使う教材は何で、それをいつまでにやるのか。
あるいは毎日いくつやるのか。

こういったことを一つ一つ丁寧に検討し、理想と現実との距離を埋めていきましょう。


課題と目標達成手段

~プロフィール~
名前:澁谷恒平
高校:筑波大付属高校
出身:東京
生年月日:1997/7/11
現浪:一浪
科類:文科二類
趣味:野球
得意科目:英語/数学
苦手科目:(現役時は数学)

<澁谷君から一言>

これは浪人が決まってから最初に作った「基礎固め計画表」です。やはり基礎が大事。そのことを実感した僕は河合塾の「基礎シリーズ」を上手に使いこなして基礎を固めることにしました。戦略的と言えるほどのものかわかりませんがみなさんの参考になれば幸いです。

(*写真はタッチすると拡大できます*)


各科目について「課題」「基礎シリーズ中の目標」「目標達成手段」の項目で検討し、書き出している。

澁谷君が実際に使っていた受験期の手帳

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~解説~

基礎が大事!と一念発起した澁谷君。入試に必要な全科目について現状の課題と目標を明確に書き出し、その達成に向けた作戦を表形式でわかりやすくまとめています。

~このノートの作り方~

①各科目の課題を書き出して みる
②それぞれの科目の目標を書   き出してみる
③目標達成のための手段を書き出してみる
④それら3点をわかりやすく表にする


現状と目標を数値で明確に!

~プロフィール~
名前:紀井隼人
高校:愛光学園高校
出身:愛媛県
生年月日:1999/2/7
現浪:現役
科類:文科二類
趣味:卓球
得意科目:数学
苦手科目:英語
写真:バイト中

~紀井くんから一言~

僕が志望校を確定したのは高3の4月のことです。もともと勉強に自信があったわけではなく、4月時点では模試の出来も悪くてピリピリしていました。

そんな僕が無事に志望校の東大文二に合格できたのは、しっかりとテストのたびに現状を把握し、その現状と目標との距離を埋めるための戦略を立てることに十分な時間や労力を割いていたからだと思います。

また、目標と今の自分との距離を把握するためにはやっぱり数値で明確に考えるのが一番いいと思います。ただ単に「できる/できない」だけで考えるのではなく、各パートがどれくらいできないのか、そしてどれくらいできるようになりたいのかは数値で表して考えるようみなさんにもお勧めします。

~解説~

これは彼が高2の時に東進の「同日模試」を受けた時に書いた点数メモである。
見ての通り点数は合格点とは程遠く、一緒に受けた同級生と比べても悪かったため、この時点で志望校を東大にするとはっきり決めることはできなかったという。

ところが彼はその後の一年間でしっかりと成績を伸ばし、見事東大に合格した。

それは、写真にあるように「現状と目標との差」を数値で明確に把握しそれを埋めるための手段を具体的に考えて書き出す、という習慣がしっかりと彼に備わっていたからである。

ここで大事なのは、ただ頭で考えて終わらせるのではなく、しっかり紙に書き出す、ということだ。
そうすることで書き出した内容を視覚的に理解することができ、その先に思考を進めることができる。

みなさんもぜひ、模試を受けたり過去問を解いたりしたらしっかりと点数を書き出し、目標点との差を埋める戦略を考えて行って欲しい。

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