二次直前期の戦略

皆さんこんにちは、東大BKKです。

今回は二次試験直前の勉強計画について紹介していきます。勉強面ももちろんですが、メンタル面の管理も大事になってくる直前期をこれを読めば上手く過ごせるようになります!

センターボケ

皆さんは「センターボケ」という言葉を知っているでしょうか。

センターボケとはセンター直前に完全にセンター向けの勉強にシフトしたことで脳の回路がセンター用に組み替えられてしまい、センター後に記述式の問題を思うように解けなくなってしまうことを言います。

多くの受験生がセンターボケにかかると言われていますが、特に良くないのが、センターボケによって二次の問題が全然解けなくなり、自信を喪失してしまってスランプに陥ることです。

普通は10日もすれば記述の勘は取り戻せるので、センター直後は記述問題は解けないものだと割り切って淡々と勉強するようにしましょう。


復習重視

センター後の勉強の基本方針は復習重視です。

基本的に過去問演習を中心に、間違えた箇所やその周辺事項を徹底的に復習することで、自分の中の不安を一つずつ潰していきましょう。

この作業は一見地味ですが、二次試験の点に直結する極めて重要なものです。

また、それと同時にこれまでやってきたテキスト・模試の復習もしましょう。

「見たことはあるけど解けない」というのは初見と同じです。

全教科において単語・文法・解法をすぐに思い出せるレベルまで徹底的に復習しましょう。

間違えたところのまとめノートを作るのも効果があります。
これまでもやっていた人は継続してください。

まとめノートがあると復習が簡潔にできますし、手書きでノートを作るため知識が記憶に定着しやすくなるのです。

注意しておかなければならないのは、基本的に新しい市販の問題集には手をつけないようにすべきだということです。

これは、この時期に新しい参考書に手をつけてもその内容をものにできずに本番を迎える可能性が高いからです。

新たな問題は過去問、塾や学校で配られるテキストだけで十分です。


苦手科目は毎日触れる

東大や京大など二次試験の科目が多い大学を志望する人はどうしても苦手科目も多くなりがちです。

苦手科目に関しては、毎日触れて少しずつ実力を伸ばしていくしかないでしょう。

一日は有限なので、得意科目は隔日にするなどして苦手科目には毎日時間をかけるように意識すると良いでしょう。

また、二次試験の重量級の問題ばかり解いていると、記述問題を解く気力がなくなってしまう日もあるでしょう。

そんな日は一問一答や英単語、古文単語の確認、まとめノートの見直しなど軽めの勉強をすると良いでしょう。


過去問に取り組む

過去問の取り組み方は二つあります。

一つは本番同様に時間を測り、静かで緊張感のある場所で取り組む方法です。

この時、時間配分や解く順番、捨て問の見つけ方などの解答戦略を色々試してみましょう。

捨て問とは数学などで自分の実力と比べて難しすぎるために解くのを諦めた問題のことです。

合格するためには満点を取る必要はありませんから、捨て問を見つけることは時間制限が厳しい二次試験ではとても重要なことです。

また、可能な限り本番に近い状態を再現することにつとめ、実際の試験時間と同じ時間に解いてみるのも良いでしょう。

もう一つは自分の苦手を潰すための演習問題として過去問を使う方法です。単元・分野・問題形式・年代など不得意なタイプの問題を抜き出して集中的に取り組みましょう。

どちらの方法で取り組んでも、できるだけ学校や塾で添削してもらうとより良いでしょう。

自分では気づかない点からのアドバイスをもらえますし、正確な採点にもなります。

添削は現代文・社会の論述・英作文などで特に効果があります。過去問に取り組むときは全くわからない問題も出てくるでしょう。

しかし、解けない時こそ本番を想定し、死に物狂いで点を取りに行く癖をつけた方が良いのです。

捨て問を見つけろとも言い、死に物狂いで点を取れとも言い、混乱してしまう方もいると思います。

しかし、この二つの塩梅は人それぞれなので一概にどうしろとは言えません。

過去問演習を繰り返す中で、あなたに合ったやり方を見つけ出してください。

そして、過去問演習では初めて解いた後に、2回目3回目と復習を繰り返すことがとても重要です。

復習によってその大学の合格に必要な学力が少しずつ伸びていくのです。


科目別直前期

英語

基本的に英語の学習は毎日取り組むようにしましょう。

英語の入試問題には速読力と精読力、そして表現力が求められます。

一番力を入れるべきは長文読解です。

本文中にわからない単語が出てきたときは、覚えるべき重要単語なのか、たまたまその文章に出てきただけの重要度の低い単語なのかを分類してください。

重要単語は自作の単語帳にまとめるなどして入試本番までには覚えましょう。

英作文は自分で採点するのが難しいので学校や塾の先生の添削を受けるようにしましょう。

リスニングが課される大学を志望する人は『キムタツの東大英語リスニング』シリーズなどのリスニング教材を利用して毎日リスニング学習に取り組みましょう。

ただ英語を聞くだけではなく、流れる英語を聞き取って瞬時に発音するシャドーイングや、流れてくる英文を書き取るディクテーションといった学習法を組み合わせると良いでしょう。

数学

大学によってよく問われる分野・問われない分野に違いがあるので、まずは志望校に頻出分野がないかチェックしましょう。

過去問を解くときは一応制限時間を設定してそこで一旦区切り、時間内に解き終わらなかった場合はさらに時間をかけてじっくり解くと良いです。

たとえ解き切るのが難しそうでも、部分点狙いでできるだけ問題と格闘しましょう。

ただし、東大や京大、東工大など25カ年、15カ年の赤本が出ている大学の場合は分野別に解いても良いでしょう。

これらの赤本には難易度が書いてあるため、まっさらな状態で問題に臨みたい人は注意してください。

また、あまりに難しい問題(例えば25ケ年の難易度表記がCやDの問題)に関しては、自分の実力と相談して解けないと割り切っても良いでしょう。

先述したように、入試では、特に難関大では捨て問の見極めが重要です。

過去問演習の際は解ける問題・解けない問題を見極める力も養いましょう。

現代文

現代文は他の科目に比べても特にセンター直後に記述の勘が落ちていることが多いです。

これはセンターと二次で出題形式が大きく違うことに起因します。

記述の勘を取り戻すには定期的に問題演習を行ことが必要でしょう。

ただ、毎日やるよりも隔日で行う方が効率的です。

科目の性質上、急激な伸びは期待しづらいので、「合格者平均を目指す」くらいの気持ちで取り組むと良いでしょう。

記述問題においてはまず解答の方向性を合わせて行きましょう。

それから細かいところまで読み取り解答に盛り込めるようにして行きましょう。

過去問を解くときはできるだけ添削を受けるようにしてください。

現代文の記述は自力ではとても採点しづらい科目だからです。

そして、復習は解答にかかったのと同じくらい時間をかけるつもりで、じっくり行ってください。

基本的に大学入試に出題される漢字は難しくありませんが、だからこそ失点するわけにはいきません。

過去問や模試の書き取り問題に出てきた漢字は完璧にしましょう。

また、国語は現代文と古典の時間配分が重要な科目です。

過去問演習を通して時間配分の修正をすると良いでしょう。

古文

古文で高得点を取るには単語と文法に穴がないことが不可欠です。

苦手な文法事項が残っていれば確実にしておきましょう。

また、隙間時間を活用して単語帳を周回すると良いです。

古文は演習を重ねて行くと確実に読解の精度が上がっていきます。

過去問演習は毎日行うと良いでしょう。余裕があれば他大学の過去問をやるのも良いです。

古文は学校の難易度と問題の難易度の相関関係がそれほど強くないので、大学の偏差値よりも良問かどうかで過去問を選びましょう

学校の先生にどの学校の問題を解けば良いか聞いてみてください。

漢文

漢文がそもそも出題されない大学も多いので、二次試験の出題範囲かどうか必ずチェックしましょう。

京大のように漢文が出題範囲であるにもかかわらずあまりがっつり出題されない大学もありますが、いつがっつり出題されるかは誰にもわからないので、多少は対策した方が良いでしょう。

基本的な勉強法は文法と漢字の意味の確認を繰り返しながら問題演習をする、という流れになります。

漢文の得点比重はあまり重くない大学が多いので、他教科とのバランスを考えながら演習を積んでください。

社会

地歴は大学によって出題傾向が全く異なります。

基本的には国公立大は論述重視、私立大は暗記重視と言われますが、志望する大学の過去問を研究することが不可欠です。

志望大の出題傾向をつかんだら、それに適した問題演習を積みましょう。

学校や予備校の先生にどのような演習が志望大対策になるのか聞いてみると良いです。

論述対策についてですが、論述は一朝一夕に書けるようになるものではありません。

知識を一つずつ頭に入れ、それらを線として繋げていき、最終的に頭の中で古代から現代までの歴史を一つなぎにしていかなければなりません。

センター試験を終えたあなたにはもう基本的な知識は備わっていると思います。

二次直前にはそれらの知識を有機的につなぎ合わせていく学習をしましょう。

そのためには、40~60字ほどの小論述、100~150字ほどの中論述、志望大によっては500~600字ほどの大論述と順を追って取り組んでいく必要があります。

続いて暗記重視の短答問題についてですが、この種の問題に対応するにはレベルが高めの参考書の知識をできるだけ完璧に頭の中にインプットする必要があります。

色々な参考書に手を出さず、これ、と決めたものを何周もして自分の脳内参考書の穴を潰していきましょう。

また、一部の私大では通常の学習ではとても対応できないような超難問(奇問・悪問)が出題されることがあります。

そのような問題の正否は、実際には合皮にほとんど影響を与えません。

重要なのは標準~発展レベルまでの問題をしっかりと解けるようになることです。

超難問に対応できるほどの細かな知識まで抑える勉強法は効率が良くないので避けた方が良いでしょう。

出題形式に関わらず、二次直前期には自分が苦手とする時代・地方などが見えてくると思います。

そういうところが本番で出題されることはなぜか多いですから、苦手分野は後回しにせず積極的に対策しましょう。

最後に、地理に関してはセンター後はまず思考力問題の勘を取り戻しましょう。

二次・私大の地理の問題はセンターよりぐっと難易度が上がるので、十分な演習量が必要です。

理科

理科は大学によって出題傾向に違いがあるので、過去問が最高の教材です。また、大学別模試が開催される大学を志望している場合はその模試の過去問をやるのも良いでしょう。理科の仕上がり具合から国数英との勉強時間のバランスを考えて、どれくらい理科に時間を割くか考えてください。


これだけやれば受かる!

~プロフィール~
名前:大木涼太郎
高校:巣鴨高校
出身:大阪
生年月日:1998/1/18
現浪:一浪
科類:文科二類
趣味:一人旅
得意科目:英/社
苦手科目:現代文

~大木君から一言~

これは僕が、センター試験が終わった直後に作った「二次試験までのやることリスト」です。1日単位で細かくやることを決め、二次試験直前期という大事な時期に「今日何をしていいかわからない」といったようなことがないようにしました。

この計画表を作るにあたって2つポイントがあります。

一つ目は、僕はやるべきことをセンター試験が終わる前からある程度考えていた、という点です。このけいかう表はセンター試験が終わってから作ったものですが、やるべきことの内容自体はセンター試験対策をしている合間に思いついたことをメモに書いてストックしていました。そもそも二次試験の対策をしていたところに12月ごろからセンター対策が割り込んできた感じだったので、センター対策の期間も二次の対策をしたくてうずうずしていました。そんな時思いついたやるべきことをきちんとストックしておくことで、センター試験が終わった直後に計画を立てることができたのです。

二つ目は、やるべきことを徹底的に絞り込んだ、という点です。受験生というのはやはり直前期ほど色々と手を出してやりたくなってしまうものです。しかし僕は、直前期ほど明確にやることを絞りこむということが大事であるように思います。皆さんも直前期は「あれもこれも」ではなく「これさえやれば」というものを考え、それをやり切ることに集中することをオススメします!

~解説~

これは大木君がセンター試験直後に作った「二次試験までのやることリスト」である。本人のコメントにあるように、「センター試験の対策期間にメモをためておく」ということと「徹底的に絞り込む」という2点が意識されて作られているようだ。

彼がこの計画表を元に合格を勝ち取ったのは間違いない。
皆さんもぜひ、二次試験対策の計画表自作するなり以下のテンプレートを用いるなりして志望校合格を勝ち取ってほしい。

~対応テンプレート~

(*プリントアウトして書き込んで使えます*)

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