皆さんこんにちは、東大BKKです。
「文理選択、どっちがいいかな?」「文理選択で後悔しないためには?」
こんな疑問に答えます。
この記事では文理選択をテーマに解説していきます。
文系理系のメリット・デメリットから文理選択の決め方・選び方を解説し、【ぶっちゃけ】た文理選択の話もしているので
これを読めば、あなたの文理選択の参考になるはずです!!
記事は2~3分で読み終わります。少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
目次
文系と理系の違いは?
文理選択を前にしても、文系と理系の違いもなんとなくしかわかっていない高校生は多い気がします。
文系理系の大学生活
実際に筆者も文系にいけばどのような授業が大学であるのか、イマイチ想像もできないまま文系を選択しました。
ザックリ説明すると
- 文系・・・座学中心で大学ではゼミなどが目立つ科目
- 理系・・・学部によっては研究室で実験の日々
という感じです。
文系理系の就職先
また卒業後の進路に関しては、文系の場合学部卒業と同時に就職する割合が高く、理系の場合学部卒業後に院進する人が多くなっています。
- 文系・・・学部卒業で就職
- 理系・・・学部卒業後に院進
ちなみに東大工学部は784/994人が院進という驚異的な割合の高さとなっています。
就職先はザッとまとめると文系が銀行などの金融系の企業などで営業をすることが多く、理系はメーカーなど製造業に就職する人など多種多様です。
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文系のメリット・デメリット
文系のメリットは
- 大学の授業が理系に比べて楽→授業以外のことに没頭できる
- 学費が理系と比べて安い
で、デメリットは
- 大学で何も学べない可能性
- 遊ぶだけの4年間
です。簡単に1つずつ見ていきましょう。
大学の授業が理系に比べて楽
ほとんどの大学において文系のほうが理系よりも楽な授業カリキュラムとなっています。
なので、文系の人は大学の授業の拘束時間が短く、自由な時間でアルバイトをしたりサークル活動に打ち込むことができます。企業での長期インターンなども時間に柔軟に対応できる文系学生は多く参加しています。
学費が理系と比べて安い
国立だと変わりませんが、私立大学だと理系に比べて年間10~20万円ほど平均して安い金額となっています。
それもそのはず、文系の授業は基本的にテキストを活用した座学のものが中心なので実験を行うような理系に比べて安い学費となっています。
大学で何も学べない可能性
いかんせん授業自体は理由な形態な学部、学科が多いので、自分のやる気次第です。
結果として授業に行かずに課外活動ばかりしていると、何の為に親に学費を払ってもらって大学に通っているのか、大学がただのモラトリアムになってしまう可能性があります。
遊ぶだけの4年間
先ほどのとほぼ同じですが、モラトリアム可してしまう状況です。
高卒で働いている人の方がよほど立派かもしれません。
理系のメリット・デメリット
学問をしっかり学ぶことのできる環境
理系はこれにつきます。研究室に配属されたりすることで、その分自分のやりたい学問をとことん勉強することができます。
就職先の選択の自由
理系はさきほど解説したようにメーカーなどの製造業に就職する人もいたりしますが、文系のように企業の総合職に就職することも当然可能です。
色んな領域に就職できる可能性があるので、そこは文系にはない強みです。
拘束時間が長いので大学以外の活動があまりできない
学部によればずっと研究室通いというような、学部もあるのが理系の特徴です。
その分、しっかり勉強に取り組むことができるという解釈もできますが、大学以外のサークル、アルバイト、インターンなどは文系ほどできることはほとんどないでしょう。
文理選択の決め方:後悔しないためには?
- 大学で何をしたいかで決める
- やりたい学問で決める
- 将来の就職を考えて決める
それぞれ解説していきます。
大学で何をしたいかで決める
自分に次の2択を問いかけてみてください。
- 大学で勉強したいか
- 大学で勉強以外のことに集中したいか
上なら理系、下なら文系が向いているかもしれません。
やりたい学問で決める
これが一番多い決め方でしょう。
自分のやりたい勉強が文系か理系かで決めてください。
将来の就職を考えて決める
将来何になりたいかを考えて決めてください。
とくに文系に進んだら製造業などで現場で活躍することは難しいのでその点は考えておきましょう。
文転はともかく理転はすべきでない
文理選択の話題となれば、文転や理転ということもチラつきます。
しかし結論ですが、文転はまだしも高3からの理転はかなりNG,危険行為です。
というのも、文系から理系になると、理科の科目が2つ増え、1からそれらを学習する必要があります。社会に比べ理科の方が基本的に理解しておくべき事項などが多く、高3という時期から理転してしまうと、理科に時間が取られ勉強に大きく時間を割くことができません。
実際、筆者の高校にも高3から文転した人は数人いましたが、理転した人はいませんでした。
やりたい学問があって理転したいと思っているのは素晴らしいのですが、まずは受験を乗り越えなければ学問をすることもできないので、現実(大学受験)を踏まえた選択をすることを忘れないでください。
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【ぶっちゃけ】高校生の段階でやりたい学問、将来の就職など考えることは不可能
と、ここまで
文系理系のメリット・デメリットを解説して向いてる人、決め方・選び方を偉そうに語りましたが、おそらく読者の皆さんの大半は次のような事を考えていると思います。
「正直、やるとしても自分は大学で何の学問をやりたいのかわからない。」「向いている学問すらわからないので、文系・理系を選びようがない」
筆者もこれでした。
実際大学受験をする中で、得意科目・苦手科目というのは分かってくるのですが、その得意科目を大学に入ってまで勉強したいかというと話は変わってきます。
また将来の就職先を軸に選ぼうとしても、
「一体、自分が将来何になりたいのかわからない」
というのが普通です。
進学校の高校生などはバイトもしたことない人が大半です。学校という非常に狭い空間の中で生きているので、むしろそれだけで将来自分が何をしたいか、なんてことが決められることが危ないです。
なので、結論ですがほぼほぼ高校生がやりたい学問、将来の就職先で文理選択を選ぶのは不可能です。モノゴトはやってみないとそれが自分にあうかどうか分かりません。今、自分は理系に向いていると思っても、それは偏った情報、偏った自己解釈によるものの可能性もありますからね。
日本の現在の高校教育では、高校生にその点を考えさせることに欠けている気がします。
【ぶっちゃけ】本当の文理選択の決め方・選び方
ぶっちゃけ話が続きます。
ほとんどの人がやりたいことが分からないのが事実でしょう。
さらに、「文理選択」と検索してこの記事を読みに来ているような読者の方は普通の人よりも悩んでいるのでしょう。
結論としては文理選択で悩んでいるようなら、文系を選んでおくのが無難かもしれません。
理系は学部によっては本当に勉強の日々です。好きでないと続かないでしょう。大学卒業して就職するとなると、大学は人生のモラトリアムなことは事実です。
- 就職したら大変だし、大学生活くらい自由に暮らしたい
- 学校以外の場所で社会を身近に感じたい
こう考える気持ちがある人は文系を選ぶことをオススメします。ただもちろん紹介したように
- 遊んでだけで終わる大学4年間
という結末もあるので、どちらにしろ覚悟は決めて選びましょう。
おまけ:文理選択適正診断
という文理選択の適性診断がありました。
1分程度でできるので使ってみるとよいかもしれませんね。
ちなみに東大文2の筆者がやってみたところ、
見事に理系と判定されたので(笑)、
まあちょっとした遊びだと思って使ってみてください。
東大生の文理選択
東大生でも文理選択は悩むところだと思います。
ここでは東大受験生の文理選択というテーマで決め方・選び方について一言ずつ筆者の意見を述べさせてもらいます。
文系
筆者は文2で現役合格して入学しましたが、周りの東大生の話を聞いていても、なんとなく文2にした人がほとんどです。
「経済学を高いレベルで学びたい」
という思いよりも、もっと軽いノリで志望校・科類を決めています。
東大生でも答えが明確な人は少ないので、皆さんもこれは「考えたところで正解がでないもの」だと割り切った方がいいかもしれません。
理系
高校時代から数学・物理・化学などが好きで〜という人はぜひ理系で活躍してください。
東大の理系はやはり研究などの施設はなんだかんだ日本では充実しています。とにかく自分の興味のあることを東大理系で掘り下げていってください。
また東大は進振りがあるので、実際どこの科類でも大丈夫と勘違いしている人がいるかもしれませんが、進振り点が関係してきており、原則
- 文一・・・法学部
- 文二・・・経済学部
- 文三・・・文学部、教育学部
- 理一・・・工学部
- 理二・・・理学部、薬学部
- 理三・・・医学部
が標準ルートです。
そこは考えて選んでください!
まとめ
今回は文理選択をテーマに解説してきました。
何度も解説したように、高校生の段階で文系・理系のどちらが自分が向いているかを判断するのは難しいです。
少しでも迷いがあるなら文系にしておくべきかもしれませんね。。。
文理が固まったら具体的な大学も選ぶ時期です。大学選択のポイントについては「大学選択のポイント9選!東大生が後悔しない決め方を徹底解説!」もご覧ください。
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