1対1対応の演習のレベルと使い方を東大生が徹底解説!次にやるべき参考書も!

皆さんこんにちは、東大BKKです!

1対1対応の演習ってどんな特徴の参考書?」「1対1対応の演習の効果的な使い方を知りたい!

あなたも今、こんなことを考えていませんか?

この記事では1対1対応の演習をテーマに解説していきます。

使い方はもちろん、

1対1対応の演習があう人や到達できるレベルの目安、次にやるべき参考書も紹介しているので、

これを読めば1対1対応の演習については完璧です!

記事は2~3分で読み終わります。この記事が少しでも受験生のお役に立てれば幸いです。

1対1対応の演習とは

1対1対応の演習(以下、1対1)とは『大学への数学』でおなじみの東京出版が出版する数学の参考書で、Amazonの売れ筋ランキングで上位の常連になるほどの人気があります。

数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ(微積分編)・Ⅲ(曲線・複素数編)の6冊に分かれており、自分が対策に必要な分野に合わせて使うことができます。

演習を主とした問題集で、大学の数学らしい秀逸な解答が特徴です。価格は1100円〜1500円ほどと問題数にしては少し割高ですが、使いこなせれば費用対効果は十分あります。

>>1対1対応の演習を使った勉強計画はこちら!

1対1対応の演習の特徴

例題と演習がセット

1対1の演習と銘打っているとおり、例題と例題を確認するための演習題がセットになっているます。

学習テーマは受験数学でよく問われる考え方、手法をピックアップしており少ない問題数でも受験数学に十分対応できる力をつけられます。

秀逸な解答・解説

この参考書はとにかく解答・解説が秀逸です。これは大学への数学シリーズを刊行している東京出版ならではというべきでしょうか。解説には別解はもちろんのこと、一歩先を行く上級者的な解答まで掲載されています。

これらの解答・解説のエッセンスを吸収できれば数学問題を解く上でのセンスも向上し、受験数学において大きな武器となります。

単元ごとに分かれている

章が単元や分野ごとに明確に分かれているので、自分の必要な分だけ演習できます。特定分野だけ補強したいときに大変便利です。

1対1対応の演習で注意すべき点

上で特徴をあげましたが、ここでは演習を使おうと検討している方に注意してほしい点をあげています。

人を選ぶ参考書

前に解答が秀逸であることを述べましたが、解答が秀逸であるがゆえに好みが分かれる参考書でもあります。ある程度数学の実力がないと、「解答が全く思いつかない」「解説が理解できない」という問題が生じ、結果、挫折することもあり得ます。一度書店で手にとって内容を実際に確認してから購入するほうがいいでしょう。

また、基礎がしっかりしていないと逆効果です。チャート式などでしっかりと下地を作るようにしてください。

半分より上位を目指す人にしかおすすめできない

中堅大学から難関大学で二次試験や個別試験に数学が課されるというところを目指す人にしか勧められません。前にも述べましたが解答が上級者的なので、数学はセンターだけでよいといった人にとってはオーバーワーク気味です。このような人は学習効率を考えると時間のリソースは他に割いた方がいいでしょう。

1対1があうひと

以上の注意点をふまえ、1対1対応の演習が合う人について説明しています。

数学の実力がある程度ついている人

基本的な問題集や参考書を終えて基礎力はついたが、いきなり演習にいくのは…といった人は文理にかかわらず使用を検討していいと思います。この参考書は過去問やさらなる演習題への足がかりとして、問題の典型を学ぶのに適しています。

弱点を補強したい人

これも基礎力を十分につけていることが前提です。問題演習をしている中で苦手な分野なども出てくるかと思います。1対1は、弱点の補強をどうしようかと悩んでいる人にもおすすめできる問題集です。

1対1対応の演習で到達するレベルは?

1,2周した程度なら中堅私立程度の実力はつきます。

この参考書を使いこなしマスターすれば、国公立医学部や東大京大にもある程度通用する実力はつけられます。

ですが、難関大を目指す上でこの参考書だけだと不十分なので上位の問題集で演習を積んでおきたいところ。

1対1対応の演習の効果的な使い方

例題→演習という流れをたどる

  1. 例題をみて時間を決めて考える。
  2. 思いつかなかったら解説を読む。
  3. 例題のあと演習に取り組む

という流れで勉強していくのが一般的でもあり効果もあります

この場合ダラダラと考えてしまうのはよくないので、解く時間を決めるというところがポイントです。

また、上級者的な解答や途中式の省略などがよく見受けられるので、わかりにくい点もあるかもしれません。そういったときは先生や数学が得意な人にためらわずに聞くことも大切です。

くれぐれも答えを見ながら解くことはしないようにしてください。答えを見ながら解くのはだらだらと式を追うことにつながりやすいので頭にも残りにくくなります。解説の全てを吸収する!という勢いがあったほうがよいです

間違えた問題は繰り返し

どの教科でも同じですが、間違えた問題は繰り返しやりましょう。特に、1対1の解答・解説をたったの一回で理解し自分のものにすることは難しいです。本当に理解しているかどうか確認するつもりで繰り返し解きましょう。

また、間違えた問題が出たとき、解答・解説や別のノートに自分が間違えた部分の履歴を作ると再度解いた時に自分の進歩や、課題点が目でわかるので効率もあがると思います。

苦手な分野を集中的に演習する

苦手だと勉強が気が進まず、対策に時間がかかることも多いかと思います。けれども時間は特に現役生は有効に活用したいもの。弱点補強をしたい人はとにかく集中的短期間で演習するのがおすすめ。例えば、今週中に確率の単元を終わらせる!みたいな。期限を明確に決めることで集中して取り組みやすくなると思います。

>>1対1対応の演習を使った勉強計画はこちら!

1対1対応の演習の次にやりたい参考書

以下に1対1を終えたらやりたい参考書の一例をあげています。

良問プラチカ

河合出版から出ている問題集です。理系はⅠAⅡBと数学Ⅲに分かれており、文系向けもあります。割と標準的な問題から難関大に出るような問題まで収録されており、1対1を終えた方ならスムーズに解き進めることができると思います。

やさしい理系数学

同じく河合出版から出ている問題集です。やさしいとタイトルで言っていますが、全然易しくないです(汗)。
収録されている問題の多くが難関大のもので、難易度は高いです。難関大を目指している人で余力があれば使用してみてはいかがでしょうか。

過去問

1対1を終えたなら解ける問題もいくつかあると思います。自分の実力を測るつもりで解いてみるのもいいでしょう。

自分の目指すレベルに合わせて、効果的な学習を心がけてください。

1対1対応の演習を筆者が実際に使ってみた感想

筆者も実際に苦手の克服のために使用していました。最初は何を言っているのかわからなかったです(笑)。

特に軌跡の範囲は何が起こっているのか理解するのが本当に難しかったのを覚えています。

でも、何回か繰り返し解いて解説を読んでいると理解できるようになり、問題を解いていく上での姿勢も身についたように思います。

追加になりますが、これを完璧にしたら難関校に十分太刀打ちできるかというとそうでもないです。適宜自分に必要な問題集を追加していくと良いと思います。

1対1対応の演習 まとめ

今回は1対1の演習についてまとめましたがいかがでしたでしょうか。なんども言いますがこの問題集は使う人との相性が結構重要になります。友達がいいと言ったからと言ってネットで安易に買ってしまうのは控えましょう。もし書店で手にとってみて、続けられそうなら買ってみてください。マスターすればみなさんの武器になるはずです。

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