MARCH(マーチ)のセンター利用攻略法を東大生が完全解説!

皆さんこんにちは、東大BKKです。

MARCH(マーチ)にセンター利用で受かるにはどうしたらいいの?

そんな受験生の疑問を解決します!

今回は「MARCHのセンター利用入試攻略法」や「センター利用で入りやすい大学・学部」を中心に東大生筆者が解説していきます。

この記事は2、3分で読めます!

MARCH(マーチ)のセンター試験利用入試攻略法とは

MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)には入試方式として、センター試験の点数のみで合否を決めるセンター試験利用入試があります。一般に「センター利用」だったり「セン利」とか言われる入試方法です。

センター利用入試を突破するために知っておいてほしいこととして、

  1. 自分のセンター試験の得意な・不得意科目を知る
  2. リスニングが必要でない学部
  3. 漢文が必要でない学部
  4. 低めの点数でも受かりやすい学部
  5. 学部のキャンパスを確認する

の5点が挙げられます。これらを詳しく見ていきましょう。

自分のセンター試験の得意な・不得意科目を知る

センター試験においても人それぞれ得意科目や不得意科目があるかと思います。まずは自分がどの教科を得意とするのか、不得意科目は何なのかということを把握する必要があります。

なぜかというと、MARCHの5大学には様々な学部があり、それぞれの学部によってセンター試験の科目ごとの比重が違ったりするからです。

センター試験利用入試を突破する確率を高めるためには、自分の得意科目の比重が高く、不得意科目の比重が低い大学・学部を選択して出願する必要があります。

センター試験における自分の得意科目・不得意科目をきちんと把握した上で、各大学・学部の科目別の比重をきちんと事前にリサーチする必要があります。

リスニングが必要でない学部

センター試験利用入試を採用している私立文系大学・学部の中にはセンター試験のリスニング科目を必要としない学部も存在します。

青山学院大学の経済学部・国際政治経済学部、明治大学の政治経済学部の一部方式、中央大学の経済学部の一部方式ではリスニング科目を免除としています。

センターリスニングがどうしても苦手で点数が取れない人、また、センターリスニングの点数が必要ない東京大学の滑り止めとして受ける人は検討してみてもいいかもしれません。

漢文が必要でない学部

センター試験利用入試を採用している私立文系大学・学部の中にはセンター試験国語の漢文の点数を必要としない学部も存在します。

法政大学の法学部・経営学部、立教大学の経済学部・社会学部・法学部、中央大学の理工学部・総合政策学部などはセンター国語の漢文を免除しています。

ここで注意したいのが、センター試験の素点ではなく、大学独自に定めた偏差点を使用している大学も存在します。その年の全体の出来具合によっても変わってくるので必ずしも自分が取った点がそのまま反映されるとは限りません。

低めの点数でも受かりやすい学部

マーチのなかでも当然人気な学部・不人気な学部が存在します。一般的に人気のない学部は合格最低点が低めにでる傾向があります。

後ほど「MARCH(マーチ)のセンター利用おすすめ学部は?」という項目で紹介していきます。

センター試験の点数がどうしても伸びないけどセンター利用で出願したいという人は学部にこだわらず狙ってみるのもありかもしれません。

学部のキャンパスを確認する

マーチあるあるなのですが、滑り止めとしか考えていなかったためにろくに大学のことを調べず、いざ入学することになった時にキャンパスの場所が田舎すぎてびっくりしたという話をよく聞きます。

大学によっては学部ごとにキャンパスの場所が全然違ったりするので、最低限自分がセンター利用を出願しようと思っている学部に関してはちゃんと調べる事が大切です。

MARCH(マーチ)の各大学・各学部のボーダーライン

明治大学

マーチの中でもセンターボーダーは非常に高い。文系学部に関してはセンター得点率が85%でも厳しい。

学部センター試験得点率
法学部85%〜89%
商学部88%〜90%
政治経済学部81%〜91%
文学部86%〜92%
経営学部89%〜90%
情報コミュニケーション学部85%〜90%
国際日本学部88%〜89%
理工学部82%〜87%
農学部82%〜85%
総合数理学部83%〜86%

青山学院大学

明治大学と並んでセンターボーダーが非常に高い。ほとんど全ての学部でセンター得点率が80%台後半必要。

学部センター試験得点率
文学部88%〜93%
教育人間科学部89%〜90%
経済学部86%〜89%
法学部88%
経営学部87%〜90%
国際政治経済学部88%〜92%
総合文化政策学部89%〜90%
理工学部81%〜89%
社会情報学部89%
地球社会共生学部90%

立教大学

学部によってばらつきがあり、センター試験が8割程度でも合格する学部もあれば、90%を超えないと合格できない学部まである。学部を選ばないのであれば、比較的合格しやすい学部は複数ある。

学部センター試験得点率
文学部79%〜90%
異文化コミュニケーション学部90%〜94%
経済学部79%〜90%
経営学部88%〜91%
理学部79%〜85%
社会学部83%〜91%
法学部82%〜90%
観光学部82%〜89%
コミュニティ福祉学部82%〜89%
現代心理学部79%〜91%

中央大学

センター試験の得点率が9割を超えていれば全ての学部にほぼ確実に合格できると言えるだろう。看板学部である法学部もセンター得点率が8割なくても受かる可能性がある。マーチの中では比較的センター利用がしやすい大学と言える。

学部センター試験得点率
法学部77%〜89%
経済学部78%〜87%
商学部77%〜87%
理工学部78%〜86%
文学部83%〜87%
総合政策学部84%〜86%
国際経営学部74%〜88%
国際情報学部80%〜88%

法政大学

法政大学には多くの学部が存在するが、ほとんどの学部はセンター試験得点率が8割程度でも合格する可能性がありそうだ。理工学部は7割を切っていても合格する可能性はありそうだが、逆に国際文化学部やグローバル教養学部はセンターで9割を超えていないと合格は厳しい。

学部センター試験得点率
法学部80%〜88%
文学部78%〜89%
経済学部79%〜86%
社会学部76%〜86%
経営学部80%〜87%
国際文化学部90%
人間環境学部80%〜87%
現代福祉学部80%〜87%
キャリアデザイン学部78%〜88%
グローバル教養学部91%
スポーツ健康学部86%
情報科学部78%〜81%
デザイン工学部79%〜84%
理工学部68%〜79%
生命科学部75%〜80%

 

センター利用の受かりやすさは、一般入試の難易度と異なるということに注意してください!一般入試における偏差値については「MARCH(マーチ)の偏差値ランキングを東大生が解説!難易度やキャンパス紹介も」をご覧ください。

また、MARCHよりも難易度の高い早稲田大学のセンター利用については「【2019年度版】早稲田大学のセンター利用を東大生が簡単解説!ボーダー・合格最低点も!」を参考にしてください!

MARCH(マーチ)の偏差値ランキングを東大生が解説!難易度やキャンパス紹介も 

【2019年度版】早稲田大学のセンター利用を東大生が簡単解説!ボーダー・合格最低点も!

MARCH(マーチ)のセンター利用おすすめ学部は?

センター利用を出願する時、多くの人がマーチの中での狙い目学部を探していると思います。センター試験が8割程度でも受かる学部をおすすめ学部としています。

センター利用時のボーダーを参考に筆者がいくつかピックアップしてみました。

  • 中央大学商学部経営学科フレ(前期単独4)・・・81.6%
  • 中央大学文学部人文学科国文学(前期単独3)・・・83.8%
  • 立教大学文学部キリスト教学科(6科目)・・・79.62%
  • 法政大学経済学部経済(B)・・・83.43%
  • 法政大学キャリアデザイン学部(B)・・・84.67%
  • 法政大学経営学部経営(C)・・・80.62%

マーチの中でも明治大学、青山学院大学、立教大学は上位大学に分類されます。なおかつメインとなるキャンパスが渋谷や池袋などの都会にあるため、受験生からの人気も高いです。

このような理由もあって明治大学、青山学院大学、立教大学のセンター利用入試はボーダーも高めに設定されています。そのため穴場学部となるとおすすめはできません。

中央大学の商学部や経済学部は4科目で8割前後を取れば合格の可能性はあるのでマーチの中では入りやすい学部であると言えます。

センター利用のおすすめ学部を東大生が割合別に解説!入りやすいのはここ!

こちらの記事でセンター利用入試について詳しく解説しています。

センター利用のおすすめ学部を東大生が割合別に解説!入りやすいのはここ!

MARCH(マーチ)のセンター利用出願時期はいつ頃?

受験生の皆さんにとって一番大事なのはセンター利用入試の出願時期ではないでしょうか。これを逃してしまったら元も子もありません。各大学・学部のおおよその出願時期をみていきましょう。

センター利用入試でも前期と後期に分かれている学部が存在します。前期試験は1月に入ってすぐからセンター試験が始まる直前まで出願でき、後期試験は国公立や難関私立の合格発表が終わるぐらいのタイミングで出願できます。

センター試験を受けた人で、残念ながら第一志望の国公立大学や早慶に落ちてしまった人はマーチのセンター利用入試の後期試験に出願するという手もあります。

明治大学

理工学部と総合数理学部のみ後期試験を実施していますが、その他学部は前期試験のみ実施しています。

前期試験は1/4〜1/18あたり、後期試験は2/25〜3/5あたりで出願可能です。どちらもインターネット出願のみとなっています。

青山学院大学

青山学院大学は全学部において前期試験のみしか実施していません。

前期試験の出願時期は1/4〜1/19あたりとなっています。全学部ともインターネット出願のみ可能です。

立教大学

立教大学は全学部において前期試験のみしか実施していません。

前期試験の出願時期は1/7〜1/18あたりとなっています。全学部ともインターネット出願のみ可能です。

中央大学

中央大学は全学部において前期試験・後期試験のどちらも実施しています。

前期試験は1/7〜1/20前後、後期試験は3/1〜3/11あたりで出願可能です。どちらもインターネット出願のみ可能となっています。

法政大学

法政大学は全学部において前期試験のみしか実施していません。

前期試験の出願時期は1/5〜1/18あたりとなっています。全学部ともインターネット出願のみ可能です。

センター利用出願にかかる費用

一般に、センター利用入試は一般入試に比べて受験料が安いのが特徴です。

一般入試となると平均で約3万円〜4万円かかります。それに比べてセンター利用方式であれば受験料は1万5000円〜2万円となっておます。滑り止めも兼ねて複数の学部に出願する際は、受験料が10万円ほど変わってくる場合もあります。節約を考えるのであればセンター利用入試は積極的に活用すべきです。

一般入試の方が入学するのは簡単!?

先ほども説明しましたが、センター利用入試を活用すれば受験料が抑えれるため、センター利用を活用することには大賛成です。

しかし、センター利用のみに頼るのは非常に危険です。なぜなら、センター数学は年度によって難易度が大幅に変化する場合があるし、センター国語も一問一問の配点が大きいため点数が安定しにくいからです。普段の演習やセンター模試で取れている点数が本番で取れるとは限りません

また、もし明治大学や青山学院大学にセンター利用入試で合格する人なら、早稲田大学や慶應大学などのもう一ランク上の大学に一般入試で受かる実力は十分にあると言えます。

センター利用を考えている人でも、一般入試対策として過去問を最低3年分は解くようにしてください。

センター試験で9割以上を取るための勉強法は「【保存版】センター試験で9割とる勉強法を東大生が徹底解説!対策はいつから?」で詳しく解説しているので、参考にしてくださいね。

【保存版】センター試験で9割とる勉強法を東大生が徹底解説!対策はいつから?

東大生筆者のMARCH(マーチ)センター試験利用入試

自分は文科一類志望で、法学部にいきたいと思っていました。

そのため滑り止め校として中央大学法学部にセンター試験利用入試で出願しました。結果としては無事合格しており、同時にほとんどの科目でセンター試験時にマークミスをしていないことが判明したので、二重に安心することができました。

センター利用で出願をしたことは正解だと思っています。

まとめ

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