シス単は万能!東大生がシステム英単語の特徴やの使い方を解説!使ってみた感想も

皆さんこんにちは、東大BKKコンテンツ編集部です。

シス単ってどんな単語帳?」「シス単のオススメの使い方は?

こんな疑問に東大生が答えます!

この記事ではシステム英単語シリーズをテーマに解説していきます。

記事は2、3分で読み終わります。少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。

シス単とは

システム英単語(シス単)とは、駿台文庫から出ている英語の単語帳シリーズです。

システム英単語シリーズとしては、「システム英単語Basic」、「システム英単語<改訂新版>」、「システム英単語Premium<語源編>」、「システム英単語メディカル」、「<中学版>システム英単語」、、「システム英単語 TOEICテスト」が発売されています。

今回は大学受験向けの単語帳として「システム英単語Basic」、「システム英単語<改訂新版>」、「システム英単語Premium<語源編>」、「システム英単語メディカル」を紹介したいと思います!。

他の単語帳については「【速読英単語 必修編】速単だけで東大文一に合格した著者が徹底解説!」「鉄壁は最強の英単語帳!東大受験生必携の鉄壁の使い方を東大生が解説!」「ターゲット1900の特徴と使い方を東大生が徹底解説!使ってみた感想も」をご覧ください!

【速読英単語 必修編】速単だけで東大文一に合格した著者が徹底解説!

鉄壁は最強の英単語帳!東大受験生必携の鉄壁の使い方を東大生が解説!

ターゲット1900の特徴と使い方を東大生が徹底解説!使ってみた感想も

システム英単語の特徴

フレーズで覚えられる

システム英単語シリーズは、実際に使われている3〜5語で構成される単語の集まりの「ミニマル・フレーズ」で英単語を覚えるという仕組みになっています。

単語だけで丸暗記するのではなく、実際の使われる場面を想定しながら学習できます。

「ミニマム・フレーズ」での学習は、生きた英単語を学べるため記憶に定着しやすいのです。

また、例文に比べて「ミニマル・フレーズ」は3〜5語程度と短いため暗記しやすいという特徴もあります。

入試研究に基づく構成

システム英単語シリーズは駿台文庫による入試問題や雑誌などに掲載された現代英語の膨大なデータベースの研究に基づいて作成されています。例えば日本語訳は単語の中で受験に最頻出な意味が掲載されています。研究結果は「ミニマル・フレーズ」の作成にも生かされています。

そのためシステム英単語は直接的に点数をあげることができる単語帳と言えるでしょう。

レベル別に教材が選べる

前にも述べたように、システム英単語シリーズは受験生のレベルや目的に合わせて様々な単語帳が発売されています。

  • 多くの受験生に対応する万能型の「システム英単語<改訂新版>」
  • 基礎力を身に付けたい人向けの「システム英単語Basic」
  • 難関私大受験生向けの「システム英単語Premium」
  • 医学部受験生向けの「システム英単語メディカル」

などが発売されており、自分の目的に合わせて単語帳を選びましょう。

別売りのCDがある

実はCDは英単語学習に最適です!CDで耳から英単語を聞き、自分で発音してみることで英単語が記憶に定着しやすくなるのです。また、正確な発音が学べるため発音問題やアクセント問題の対策にもなるでしょう。

別売りの英単語カード版がある

単語カード版も発売されているため、通学中にも英単語を学びやすいです。

システム英単語が合う人は?

システム英単語シリーズはレベル別に様々な単語帳が発売されているため、全ての受験生に対応します

ですが、シス単シリーズは数多く出版されているがゆえ、どの単語帳を使っていいか迷ってしまうかもしれません。そんな時はこの記事を参考にしてくださいね。

システム英単語Basic

<合う人>初学者(高校1〜2年生)

これから英単語学習を始めるという人はこの一冊から始めましょう!中学英単語や高校基礎レベルの英単語の学習に最適です。次に紹介する「システム英単語<改訂新版>」に進むためにもまずは「システム英単語Basic」を完璧にして安定した基礎力を身につけましょう!

システム英単語Basicには、過去のセンター試験に出た全単語や8000回分の大学入試などのデータベースから,入試で必ず出る単語1500語と多義語181語が厳選されています。

価格は本体が税込1080円、CDが税込2160円と標準的な価格です。

実は入試で出題される英単語の多くは基礎レベルの単語と言われています。「システム英単語Basic」で身に付く基礎力は入試本番でも重要となるので、抜けが無いように完璧に覚えてください!

システム英単語<改訂新版>

<合う人>基礎力が身についた受験生(高校2年生〜3年生、高卒生)

これがいわゆる「シス単」と呼ばれる標準的な一冊です。ほとんど全ての受験生が使える一冊。「システム英単語Basic」のレベルの基礎単語が身についた人はこの一冊に進みましょう。

システム英単語<改訂新版>は最近の入試問題のデータだけでなく,英米の雑誌などに掲載された現代英語も徹底分析して作られており、この一冊を完璧にするだけで入試レベルをほとんど網羅できる充実した仕様となっています。

収録語数は必出単語が2,021語、多義語が180語で、実際の入試で問われる単語の意味・用法が難易度順に掲載されています。

コンパクトなフレーズで単語が覚えられる「ミニマル・フレーズ」に加え,語法の知識を一問一答形式で確認できる「語法Q&A」,発音・派生語・同義語の確認に役立つ「ポイント・チェッカー」も掲載されているため、深い単語学習ができるでしょう。

価格は本体が税込1080円、CDが税込2376円とこちらも標準的な価格となっています。

まさに万能と言える一冊。基本的には入試本番までこの一冊だけを取り組めば良いと思ってください!

システム英単語Premium<語源編>

<合う人>文系早慶上位学部受験生(高校3年生、高卒生)

「システム英単語Premium<語源編>」は「システム英単語<改訂版>」の上級編です。早稲田大学や慶應大学をはじめとした難関私立大学に対応する難しい単語が掲載されているハイレベルな単語帳です。

収録語数は1856語です。

「システム英単語Premium<語源編>」は単語帳の構成が非常によく考えて作られていることが特徴です。掲載されている英単語が語源でまとまっているため、むやみな丸暗記の単語学習からの脱却が目指せるでしょう。

「システム英単語Premium」を学習すると意味の知らない単語でもなんとなくの意味を推測する力がつきます。

しかし、一つ大きな欠点があります。例文が無いことです。システム英単語シリーズ最大の特徴とも言える「ミニマル・フレーズ」が掲載されていないため、実際の使い方がわからないという問題があります。

価格は税込1728円です。CDは売っていません。

文系の早慶の受験生は入試で出題される難解語の対策として「システム英単語Premium」を学習してもいいでしょう。国公立大学や他私立大学の受験生には必要ないかもしれません。

早慶受験生もこれだけは注意してください!入試で最頻出なのは「システム英単語Basic」や「システム英単語<改訂新版>」に掲載されている基礎単語や標準レベルの単語です。

くれぐれも「システム英単語Premium」にのめりこむあまり標準レベルの単語の学習が疎かにならないようにしてください!

システム英単語メディカル

<合う人>医学部受験生(高校3年生、高卒生)

「システム英単語メディカル」は医・歯・薬・看護系学部の入試に対応するための特殊な一冊となっています。医系の文脈に合わせた訳語・フレーズで,医学・保健トピックの英文読解におけるポイントを押さえた単語学習ができます。

収録語数は必修270語と上級医系350語です。

価格はCD付で税込1404円です。CD付のものしか売っていません。

医学部受験生にはぜひおすすめしたい一冊です。専門的分野の英語長文に登場する英単語を極めるには最適です。

 

システム英単語のオススメ(効果的)な使い方は?

スピード重視で

どの単語帳を使った学習にも言えることですが、単語学習で大事なのはスピードです。明日になったら忘れてしまいそうな短期記憶でいいので、スピード重視で単語帳を一周しましょう。

一周できたら、同じ単語帳を何周もしてください。最低3周はしましょう。

とにかく早く覚え、何周もして記憶に定着させることが重要です。暗記し、忘れ、また暗記するというサイクルが記憶の定着を促します。

一日150〜200語のペースで暗記しましょう。多いと思うかもしれませんが、慣れれば意外とできると思います!

時間をかけない

単語学習は英語学習のメインではありません。あくまで英語学習の中心は文法や長文読解です。

通学中や学校の休み時間などなるべく他の勉強の邪魔にならない時間にやりましょう。

150〜200語を最低でも1時間以内には覚えきれるようにしてください。

フレーズで覚える

せっかく「ミニマル・フレーズ」が用意されているのに、単語だけで覚えては勿体無いです。研究を重ねて作られた「ミニマル・フレーズ」は実際に使われる場面を想定して作られています。

生きた英単語を覚えるからこそ記憶に定着しやすいのです。

はじめの章から順番に取り組む

システム英単語は頻出度・難易度を考慮して易しい単語から順に並んでいます。

繰り返しになりますが、最も重要なのは頻出度の高い基礎的な単語です。トリッキーな順番で取り組んでしまうと、システム英単語の優れた構成が無駄になってしまいます。

ただし、最終章の多義語は早めに覚えても良いです。MARCHレベルの単語が掲載される3章まで進んだら多義語に進んでも良いかもしれません。4章の東大・早慶レベルの語より多義語の方が頻出度が高いためです。

CDを使おう!

別売りで少々値が張りますが是非CDも使ってください。CDの音声を聞いてから発音すると学習効果が高まります。

システム英単語チェック問題集を活用しよう!

「システム英単語<改訂新版>」にはチェック問題集が発売されています。英単語学習はインプットだけでなくアウトプットもすることが重要です。一度覚えたらアウトプットして定着度を確かめてください。

価格は税込810円です。

シス単で到達できるレベルは?

「システム英単語<改訂新版>」を完璧にすればこのレベルの単語力がつきます!

  • センターは全て読める
  • MARCH・関関同立も全て読める
  • 旧帝大もだいたい読める
  • 東大京大・早慶上智は7〜8割読める

さらに、「システム英単語Premium」を使えば

  • 東大京大・早慶上智も9割読める

システム英単語シリーズでほとんどの大学には対応できますね。

筆者(東大生)がシス単を使ってみた感想

私は高校2年生の頃から「システム英単語<新改訂版>」を使い始めました。とにかく1日150語以上を取り組み、覚えては忘れるということを繰り返し、高校3年生に上がる頃には完璧に身に付けることができました。

その後、「システム英単語Premium」を購入しましたがすぐにやめてしまいました。実は東京大学の入試問題は単語レベルが高い訳ではないため、東大の入試問題に対しては少し単語レベルが難しすぎると感じたからです。

単語の暗記学習も重要ですが、文脈から類推できる力も大切です。私は「システム英単語<新改訂版>」しか取り組みませんでしたが、文脈からわからない単語の意味は類推し、東大や早慶の上位学部に合格できました。

長文読解能力の足りない部分を単語力で補完するといったイメージでしょうか。長文読解能力があれば単語力はそこまで要求されないというのが筆者の意見であります。

まとめ

今回は「シス単の特徴・使い方」についてお話ししました。

システム英単語シリーズはレベル別に様々な教材が出ているので、全ての受験生が使うことができます。

迷ったら『システム英単語(改訂新版)』を使いましょう!

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