みんさんこんにちは、東大BKKです。
自分の第一志望の大学に向けて頑張っていると思いますが、万が一ダメだったとき浪人は嫌だから滑り止めの大学を受験しようと考えている人も多いと思います。
そこで今回は滑り止めの大学を受験するにあたって、その大学の決め方や受験する際の注意点など、実際の東大生の例を踏まえて詳しく解説していきます!
「滑り止めの大学は何校受けれるべきなの?」「滑り止めの大学の選び方は?」
こんな疑問にお答えしていきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
そもそも滑り止めの大学は受験するべきなのか?
そもそも本命以外の滑り止めの大学を受験するべきなのか、と考える受験生もいると思います。
自分が一番行きたい大学に絞って、勉強に集中した方が良いのではないのか?
そこで最初に滑り止めの大学を併願することのメリットとデメリットについて解説していきます。
滑り止めの大学を受ける3つのメリットとは?
1. 浪人をとりあえず回避できる
1つ目のメリットは、滑り止めの大学が合格していれば、最悪第一志望がダメでも浪人を回避できるということです。
その滑り止めで合格した大学に行くか行かないかは別として、浪人するのか大学生になるのかという選択肢があるだけでも大きな違いです。
現役生で自分は第一志望の大学にしか絶対行かないという人は別かもしれませんが、あとがない浪人生にとっては大きなメリットだと思います。
2. 大学受験本番の空気感に慣れることができる
滑り止めの大学を受験する2つ目のメリットは、本命よりも受験日が早ければ実際に大学受験の本番の空気感に慣れることができるということです。
筆者も感じたことですがいざ試験会場に入っていみると、ピリピリとした受験生たちによって作られる異様な雰囲気に包まれています。
もし一発目が第一志望の大学受験だったら、絶対に落ちたくないという緊張もありこの受験会場の独特な雰囲気に飲み込まれてしまうかもしれません。
本番で自分の力をすべて出し切るためにも、本命前に滑り止めの大学で練習しておくのは大事なことでしょう。
3. 合格していれば圧倒的な安心感が得られる
3つ目のメリットとしては、もし第一志望の受験前に滑り止めの大学が合格していることがわかれば、浪人したくない受験生であればとりあえず浪人はないという圧倒的な安心感が得られます。
本命で絶対に合格しなくてはと力が入って逆にうまくいかなかったという話はよく聞きます。
その安心感があるだけで、気負いすぎることなくリラックスして本命の大学試験に臨めるでしょう。
滑り止めの大学を受ける2つのデメリットとは?
1. 滑り止めの大学を受けることで時間と体力を消耗する
1つ目のデメリットは、滑り止めの大学を受験することで時間と体力を消費してしまうことです。
本命以外の大学試験対策を少なからずしなければいけませんし、たとえ滑り止めの大学だとしても1日テストを受験することは精神的にも体力的にも大事な受験期に大きく消耗してしまいます。
なので滑り止めの大学をたくさん受けすぎることは、かえってデメリットが大きくなってしまうかもしれないので要注意です。
2. 滑り止めの受験結果がその後のメンタルに影響する
2つ目のデメリットとしては、滑り止めの大学受験結果が合否関係なく、その後のメンタルにマイナスの影響を与えてしまう可能性があることです。
もしその滑り止めの大学がけっこう気に入っていて、合格の知らせが本命の受験前にわかってしまったら、もうこの滑り止めの大学でもいいと気が抜けてしまいます。
また絶対に合格できると思っていた滑り止めの大学が不合格であった場合、自信をなくしてしまい本命でも力を発揮できないかもしれません。
結局は自分の結果のとらえ方次第ですが、受験期には思った以上に様々なことが影響してきますので、第一志望の受験前に滑り止めの結果を見る際には気をつけてください。
滑り止めの大学は何校受けるべき?
浪人は絶対に嫌だからとにかくたくさん滑り止めの大学を受験しようとする受験生がいます。
しかしこれでは疲れてしまって逆効果です。
それでは本命以外に滑り止めの大学は何校受けるべきなのでしょうか?
センター利用などで受けることも可能ですが、ここでは一般入試で受けるテストの数だけいうと、2~3校がいいと思います。
滑り止めを1校だけでもいいのですが現役生にとっては、本命前に2回くらい試験会場に実際に行って慣れておいた方がいいでしょう。
逆にこれ以上たくさん滑り止めの大学を受験すると、第一志望の大学受験の勉強ができなくなりますし、本命前に疲れ切ってしまいます。
どの大学を滑り止めで受けるべきかはしっかりと考えて決めましょう。
滑り止めの大学を決める時の4つのポイント
それでは実際にどの大学を滑り止めとして受ければいいのか、けっこう迷ってしまいますよね。
そこで筆者も意識していた滑り止めの大学を選ぶ際の4つのポイントを紹介していきます。
1. 滑り止めの大学のレベルについて
滑り止めは自分にとってどれくらいのレベルの大学を受験すればいいのでしょうか。
筆者の場合本命以外に2校滑り止めの大学を受験したのですが、1校は実力的に必ず合格できる大学にして、もう1校はそれよりもちょっとレベルの高いおそらく合格できるであろう大学を受けました。
このように自分の中で2つにレベルをランク分けをして、考えると選びやすいですよ。
2. 自分が少しでも行きたいと思える大学を選ぶ
当然ですが滑り止めの大学を選ぶときにも、少しでも自分が行きたいと思える大学にしましょう。
いくら第一志望の受験の練習だからといって、まったく自分の行く気のない大学を受けていては、試験に臨む気持ちや緊張感も違いますから練習になりません。
もし合格したら行くかもしれないという大学を選びましょう。
3. 受験科目が本命と一致している大学
滑り止めの大学のために本命にない教科をわざわざ勉強している余裕はありません。
そのため滑り止めの大学を選ぶときには、受験科目が本命とかぶっている大学を選びましょう。
4. 滑り止めの大学受験の日程を考慮する
忘れがちになってしまうのが、滑り止めの日程を考慮しておらず本命の受験日の前日になってしまったという場合です。
そもそも本命の前でなければ、練習としての滑り止め受験の意味がなくなってしまいます。
他にも地方受験生が複数滑り止めを受ける場合、日程がまとまっていなければ何度も東京に来なければならなくなります。
第一志望の受験日3日前以内に滑り止めの大学を受験するのは、体力的に疲れてしまうので避けるようにしましょう。
滑り止めの大学を受験するときの知っておくべき注意点とは?
国公立の大学が第一志望で私立の大学を滑り止めで受験しようと思っている受験生も多くいると思います。
ここで注意してほしいのは、多くの私立大学で合格通知後一定期間までに入学金を振り込まなければ、入学資格がなくなってしまうという制度を導入しているということです。
国公立大学の結果がわかるのは3月で結構遅く、合格していた私立大学をキープしておくためには納付金が必要なので、受験の費用が高くなってしまいます。
これはどうしようもないので、もし滑り止めの大学に行く気があるなら入学金を振り込むのを忘れないようにしましょう。
東大受験生の滑り止めの例
東京大学文二を受験した筆者がどの大学を滑り止めで受験したのかを例としてご紹介します。
筆者は東大がダメなら慶應義塾大学に行こうと考えていたので、絶対に受かると自信のあった慶應の商学部と、おそらく受かるであろうと思った経済学部を滑り止めで受験しました。
この2回の受験によってかなり受験の空気には慣れることができたので、滑り止めを受験しておいてよかったと思います。
東大受験生におすすめの併願校や滑り止めの大学を紹介している記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
本命に落ちたら滑り止めの大学に入学すべき?
これはとても悩みがちな問題ですよね。
今まで第一志望の大学に合格するためにずっと勉強してきたのに、妥協して滑り止めの大学に入学していいのだろうか。
ここで重要なことは、結局自分が納得できるまで悩み続けるということです。
こんなレベルの低い大学きたくなかったという思いがあっては、周りにいる大学生を心の中で低くみてしまい、せっかくの大学生活が楽しめません。
どんな大学にも大学受験では測れない優秀な人はいくらでもいるので、決して滑り止めの大学に行くことは悪いことではありません。
ぜひしっかりと納得した上で、自分の進む道を決めていってください。
滑り止めの大学を上手に活用して受験を有利に進めよう!
いかがでしたでしょうか。
今回は滑り止めの大学受験について解説していきました。
滑り止めの大学受験を上手に活用して、無事第一志望に合格できるように頑張ってください!
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