大差を生む「武器」


ズバリ言って、数学ができる文系受験生は、受かります。
そして、数学ができる人は必ず、
1解法の定石が入っている
2定石を組み合わせる思考力/発想力がある
3途中の計算でミスをしない
の3点を満たしてます。
そしてその3点を満たしている人に見られる共通点は、とにかく演習量が多いことです。
数学ができる人は、徹底的に演習を積む人なのです。
文系受験生にとって数学は全科目の中で最も差を生む科目です。
今回はそんな文系数学の勉強法に関して、
(1)「定石を入れる」
(2)「思考力を鍛える」「ミスを無くす」
(3)「物理的な演習量を積む」「センター試験」「二次試験」「まとめ」
の7項目3ページに分けて解説していきたいと思います。
定石を入れる


まず初めに、数学で大差がつく根本の原因はなんでしょうか。
それは、解けない人には全く解けない、いわゆる「難しい」問題が出題されるためです。
全く何もひらめかずに大問一個まるまる失点してしまう、ということが起こるからなのです。
「難しい」と言われる数学の問題は、いくつかの公式や定石を組み合わせることで解くことができるように作られています。
ちょうどパズルのように、全てのピースを揃えた人のみが正解に辿り着けるようにできているのです。
ですから、数学の問題が解けるようになるためには、まずはそのピースを、つまり解法の定石をしっかり頭の中に入れておく必要があります。
定石とは、囲碁で言う「常識的一手」と言うような意味で、「相手がこうきたら自分は当然こうするよね」といったように反射的に行う作業のことです。
数学において定石を入れるとはつまり、典型問題の解き方を徹底的に暗記することを意味します。
ただしこの際、機械的な丸暗記になるのではなく、一つ一つ丁寧に「理解の伴った」暗記を心がけるようにしましょう。
そのためにはとにかく、手持ちの問題集の基礎レベルの問題を数こなしていく必要があります。
大切なのは、問題を解く物理的な量です。
同じような問題を見たときに反射的に解法を思いつき、難しい問題を一歩一歩分解して進んでいくことができるようにするためには、とにかくパターンを体で体得していく必要があるのです。
具体的な問題集としては、多くの学校で配られる
『青チャート(数研出版)』や
『フォーカスゴールド(啓林館)』
といったものを用いれば良いでしょう。
まずは例題で解法を確認し、分からなければ教科書に戻ったり印をつけたりして後から先生に聞くなどして、定石を一つ一つ頭に叩き込んでいきましょう。
その後、学習した単元に相当する練習問題を解いて、きちんと解法を覚えたか確認しましょう。
他の記事でも述べたことですが、物事を覚えるには必ずアウトプットの段階が必要です。
練習問題が解けなかったテーマは例題に戻って再度確認し、解法を頭の中でスラスラとイメージできるまでに繰り返し練習しましょう。
→(3)「物理的な演習量を積む」「センター試験」「二次試験」「まとめ」
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