大学の偏差値70とは?レベルはどのくらい?東大生が解説!

偏差値70ってどのくらい頭がいいの?

偏差値70の大学ってどんな大学?

偏差値70になるにはどうすればいいの?

この記事では、こんな疑問を持っているあなたのために、東大BKKの山岡が偏差値70の全てを徹底紹介します!

 

この記事は2、3分でサクッと読めちゃいます。この記事が少しでもお役にたてれば幸いです。

偏差値70とは

「偏差値70」と聞くと、結構すごそうな感じがありますよね。頭がいい人なんだろうな、と思う人が多いことでしょう。

しかし、偏差値とは何なのかがわかっていなければ、「偏差値70」の本当の意味もわかりません。

そこでまず、そもそも偏差値とは何を表す数字なのか、どういう意味があるのか、について説明します。

「偏差値がどんな意味かくらいわかってるよ!」という方は、読み飛ばしてください(笑)

そもそも偏差値とは?

偏差値とは、自分の点数が集団の平均点とどのくらい離れているかを示す数値です。集団における自分の位置と言い換えることもできます。

平均点だった場合の偏差値は50なので、自分の点数が平均点と同じだった場合の偏差値は当然50になります。

そして、自分の点数が平均点より高いほど偏差値は50より大きくなり、平均点より低いほど偏差値は50より小さくなります。

なお、偏差値は「そのテストにおける自分の位置」を示すものなので、絶対的な数値ではありません。

トップ層だけが受ける模試の偏差値70(例:駿台模試)と受験する人の層が広い模試の偏差値70(例:進研模試)では全く意味が違うということです。

駿台模試で偏差値が70の人の方が勉強ができると考えられます。

正規分布と偏差値

また、テストの点数は正規分布に従うと一般的には考えられています。

正規分布とは、平均値に近いほど数があり、平均値から離れるほど数が少なくなるようなデータを表す確率分布のことです。

正規分布のグラフは下の図のように釣鐘型になっています(釣鐘のてっぺんが平均値です)。

2018年センター試験国語のデータを使用。平均:104.68点、標準偏差:34.95、200点満点。

つまり、テストの点数は平均に近い人が団子状に固まっており、点数が高くなればなるほど(低くなればなるほど)その点数を取る人は少なくなるということです。

偏差値がテストの点数によって決まるため、当然偏差値も正規分布に従います。偏差値が高くなればなるほど(低くなればなるほど)その偏差値を取る人は少なくなります

正直、これだけ覚えてもらえれば今回の記事を読むのには十分です。

偏差値の理屈についてもっと深く知りたいという方は、「偏差値とは?偏差値の求め方を東大生が図解付きで解説!【誰でもわかる】」をどうぞ。
(↑サイト内の別ページに移動します)

偏差値70はどれくらいの割合・順位?

それでは、偏差値70の人は上位何%に位置するのでしょうか?

下の表から分かる通り、上位2.0%の割合に相当します。

100人いるとして、主席と次席の人だけが偏差値70になれるのです。偏差値70を取れる人はかなり勉強ができると言えるでしょう。

正規分布を仮定した時の偏差値早見表

正規分布を仮定した時の偏差値早見表

偏差値70は上位2%、つまり100人の集団で1〜2位だけが偏差値70になれます。

偏差値60は上位16%、100人の集団で考えるなら16位ということです。

つまり、偏差値60から70に上げるということは16位から2位になるということです。14人抜かせばいいわけですね。

ちなみに、偏差値50から60に上げるには34人抜かす必要があります(偏差値50=平均=50位、偏差値60=16位だから)。

これだけを見ると60→70の方が簡単そうですが、それは違います。

何故ならば、6 偏差値70だとセンターで何点取れるの?で紹介するように、偏差値が高くなるほど高得点が必要になり、高得点を取るにはささいなミスも許されず、完璧が求められるからです。

50→60のための苦労が基礎固めの大変さにあるとすれば、60→70のための苦労は完璧を追求することの大変さにあると言えるでしょう。

偏差値70の私立大学は?

最初に述べたように、偏差値は「そのテストにおける自分の位置」を示す値なので、模試によって意味が変わってきます。

そのため今回は、全国の20万人以上の高校生が受験する「総合学力マーク模試」(Benesse主催、高3生・高卒生を対象、2017年6月実施)のデータをもとに算出した偏差値を利用して紹介します。なお、この偏差値はB判定基準値(入試における合格可能性60%以上80%未満)を用いています(参考:Benesse マナビジョン)。

それでは、偏差値70の私立大学を発表します!!

偏差値70以上の私立大学ー文系編

偏差値が70以上の私立大学(文系学部)は、MARCH・関関同立の上位学部、南山大・国際基督教大の上位学部、上智大学、早慶の中〜下位学部です。

具体的には、

  • 青山学院大(総合文化政策、国際政治経済など)
  • 立教大(観光、経営など)
  • 法政大(国際文化、グローバル教養)
  • 中央大(総合政策、法)
  • 明治大(国際経営、法など)
  • 国際基督教大学(教養)
  • 南山大学(国際教養)
  • 同志社大学(文、心理、法など)
  • 立命館大学(食マネジメント、国際関係)
  • 関西大学(外国語)
  • 関西学院大学(国際)
  • 上智大学(外国語、総合グローバル、国際教養など)
  • 早稲田大学(人間科-健康福祉科、文化構想、文など)
  • 慶應義塾大学(商、総合政策など)

があります。

偏差値70以上の私立大学ー理系編

偏差値が70以上の私立大学(理系)は圧倒的に医学部・獣医学部が多いです。

私立単科医科大学だと、北里大、東京女子医科大、東京医科大、自治医科大、関西医科大など枚挙にいとまがありません。

また、私立総合大学の医学部医学科だと、帝京大、慶應義塾大、東海大などがあります。

医学部医学科以外で偏差値が70を超えている大学・学部としては、早稲田大(人間科-人間環境科、人間科-人間情報、先進理工、期間理工)、慶應義塾大(理工、薬)、麻生大学(獣医)があります。

偏差値70の国公立大学は?

国公立大学についても、Benesse マナビジョンのデータを利用させてもらいました。

偏差値70以上の国公立大学(文系編)

偏差値70以上の国公立大学(文系)は、東大・京大、一橋大、旧帝国大学の中〜上位学部、そして神戸大や国際教養大、お茶の水女子大の上位学部です。

具体的には、

  • 東京大(文科二類、文科三類)
  • 京都大(法、文など全ての学部)
  • 一橋大(法、社会など全ての学部)
  • 大阪大(法、文など)
  • 名古屋大(経済、文など)
  • 九州大(法)
  • 神戸大(法、経済など)
  • 国際教養大(国際教養)
  • お茶の水女子大(文教育)

があります。

偏差値70以上の国公立大学(理系編)

偏差値70以上の国公立大学(理系学部)は、私立大学と同様医学部医学科が非常に多いです。

偏差値トップはやはり東京大学理科三類、次席は京都大学医学部医学科です。

また、医学科のみが偏差値70を超えている大学としては、弘前大、秋田大、琉球大、愛媛大、金沢大など非常に多いです。むしろ、国公立大学の医学部医学科は全て偏差値70を超えています

医学部医学科以外で偏差値が70を超えているのは、お茶の水女子大(生活科など)、京都大(理、薬など)、東京大(理科一類、理科二類)があります。

偏差値70だとセンターで何点取れるの?

ここまで読んでいただいた方は、偏差値70以上の大学は東大京大や旧帝国大学、医学部など非常に難しい大学がゴロゴロいるとわかっていただけたかと思います。

そこで、皆さんに一番身近だと思われるテスト、センター試験の点数と偏差値との関係について紹介します。

センターで偏差値70取るには〜科目別編〜

センター試験で偏差値70を取るには何点くらい取れば良いのでしょうか?

以下は、2018年度センター試験の結果から算出した、各科目で偏差値70を取るための成績です。

(データ元:平成30年度大学入試センター試験実施結果の概要、独立行政法人大学入試センター)

  • 国語:170点
  • 世界史:(解なし)※満点を取っても偏差値70にはなりません
  • 日本史:99点
  • 地理:(解なし)※満点を取っても偏差値70にはなりません
  • 倫政:98点
  • 数学1A:99点
  • 数学2B:96点
  • 物理基礎:(解なし)※満点を取っても偏差値70にはなりません
  • 化学基礎:(解なし)※満点を取っても偏差値70にはなりません
  • 生物基礎:(解なし)※満点を取っても偏差値70にはなりません
  • 地学基礎:(解なし)※満点を取っても偏差値70にはなりません
  • 物理:(解なし)※満点を取っても偏差値70にはなりません
  • 化学:(解なし)※満点を取っても偏差値70にはなりません
  • 生物:(解なし)※満点を取っても偏差値70にはなりません
  • 地学:92点
  • 英語(筆記):(解なし)※満点を取っても偏差値70にはなりません
  • 英語(リスニング):41点

※計算式:(平均点)+(標準偏差)×2

意外なことに、満点を取っても偏差値70にならない科目がとても多いんですね。

これは、センター試験は基礎・標準レベルの問題がほとんどであるため、高得点を取る人の数が多い(=標準偏差が大きい)ためだと考えられます。

センターで偏差値70取るには〜合計点編〜

ここからは筆者の想像ですが、センターの合計点(5教科7〜8科目)で偏差値70を超えるには、9割5分以上の得点率が必要でしょう。

理由としては、一般的に人には得意不得意があるので、特定の科目で高い偏差値を取るのはできても総合的に高い偏差値を取るのはかなり難しいことがあります。

そのため、科目毎で考えると満点を取っても偏差値70にならなくても、合計点であれば可能だと考えられます。

また、偏差値70を取るには上位2%にいなければいけませんが、センター模試の結果などを参考にすると9割5分あれば上位2%に相当することが多いです。

ただし、以上の推論はあくまで筆者の試験であり、必ずしも正確ではない可能性がある点はご了承ください。

偏差値60から偏差値70に上げる方法は?

ここまでの説明で偏差値70のレベル感はだいたいわかってもらえたと思います。それでは、偏差値70になるためには何をすれば良いのでしょうか?

しかし、ここでも「なんのテストでの偏差値70か」という問題が出てきます。

センター試験で考えると、科目別では満点でも70に届かないことがありますし、総合点でも東大京大志望者ですら取れない人の方が多い点数が必要になり、現実的ではありません。

そこで、今回は上で紹介した偏差値70超の大学・学部に入るための勉強法を紹介します。

偏差値70になる勉強法!

偏差値60であれば基礎はもう身についていると思いますが、偏差値70に持っていくためには応用的・実践的な問題演習が重要です。

具体的には、

  • 英語:「やっておきたい英語長文」や過去問などでガリガリ長文に取り組む
  • 数学:「一対一対応の数学」「理系プラチカ」などで入試標準レベルの問題演習を行う
  • 国語:過去問演習に取り組む
  • 社会:「実力をつける○○100題」シリーズなどで応用的な知識の習得&過去問などで論述問題の演習
  • 理科:「重要問題集」や過去問などで応用問題を解きまくる

といったことが王道です。

ポイントは、復習です。

やった問題全てを徹底的に理解してこそ、初めて勉強した意味があります。

わからない点がなくなるまで、完璧に復習してくださいね!

偏差値70 まとめ

今回は偏差値70をテーマに解説してきました。

偏差値70をとるにはかなりハイレベルな学力が必要ですが、正しい方向に適切な努力をすれば決して不可能な目標ではありません。

当サイトが推奨する勉強計画を立て、適切なレベルの問題集を解き、しっかり復習する。

地道ですが、これをやれる人は偏差値70の壁を乗り越えられるんです!頑張りましょう!

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