センター試験満点(900点)の人がでた!?東大生がセンター試験の最高点を徹底解説!

こんにちは、東大BKK編集部です。

今回のテーマは「センター試験で900点取ることの難しさ」についてです!みなさんは知っているでしょうか?

今までもセンター試験の最高点として892点などは見たことがありましたが、満点をとった人はいるのでしょうか。

どれだけ頭が良くても、センター試験の満点がどれほど難しいか見ていきましょう!

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ついにセンター試験の最高点で満点の人が出現!

2018年2月7日に受験業界に衝撃が走ったことをみなさんは覚えていますか?なんと、センター試験で900点満点をとった人が出たのです。

実際の画像がこちらです↓

理科一類のところを見ると、確かに最高点が「900点」となっています!

「天下の東大なんだから毎年一人くらいいるんじゃないの?」と言われそうですが、この受験者を除き、足切りが発表されている限り900点の強者は文理共々現れていません。また仮他大の受験生だとしても、満点を取れば必ず噂になっているはずです。

すると限りなく100%に近い確率で、この900点をとった人が

史上初・唯一のセンター試験満点獲得者

となります(2019年3月現在)。センター試験は2020年で廃止され、今後どうなるかはわかりませんが、しばらくは出てこないことでしょう。

そして、今回は「センター試験で満点を取るのがどれほど難しいのか」を、詳しく説明していきたいと思います。

センター満点(900点)は、どれほどすごいのか?〜他の受験生と比較して〜

それでは全国の受験生や東大受験生のセンター試験と比較しながら、このセンター満点がどれほど難しく、素晴らしいかをみていきましょう

センター満点 全国の受験生と比べて

では、全国の受験生と比べて900点がいかに奇跡的な数字かを見ていきましょう。センター試験は毎年全国で、現役生・浪人生合わせて約50万にもの人が受験しています。ちなみに満点がでた平成30年度入試では、55万人が受験しています。そして5教科7科目型(国公立受験のベーシックスタイル)では、900点満点のうち平均点は約570点となっています。

つまり、900点を取ると言うことは、マークシート方式にも関わらず、普通の受験生の1.7倍もの点を取っていると言うことです。。?? 「普通の受験生の1,7倍って?」となった人が多そうですね(笑)。すごいのかどうかわかりにくいですが、もっと根本的なことを言うと、

900点を取ったと言うことは、全国の受験生のトップに君臨した

と言うことです。もちろん勉強が全てとは言いませんが、全国の55万人のライバルを差し置いて1位になったのです!少々「君臨」と言う雑な言葉を使ってしまいましたが、全国1位になるだけでもすごいのに、史上初の満点ですからね。びっくりです。

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センター満点 他の東大受験生と比較して

他の東大受験生と比較するとどうなるのでしょうか?結論から言うと、東大合格者平均は約9割(810点)なので、他の東大生よりも約90点も高い、ということがわかります。毎年全受験生の0,3%未満しか合格しない東大生の平均均点よりも90点高いと言うのは、はっきり言ってめちゃくちゃすごいです。

ところが東大の2次試験では、その差が一気に詰まってしまうようなシステムがあるのです。

【2020年度最新版】東大受験生のセンター合格者平均点・足切り点を東大生が徹底解説!

東大受験の落とし穴!センター満点をとっても10点分の差に?

「センター試験で満点取って他の受験生とは90点差もつけたのだから、2次試験失敗しても絶対受かるじゃん!」と思っている人もいるかもしれません。

ちょっと待ってください!実は、東大ではセンター試験110点、2次試験440点の計550点満点で合否が判断されます。つまり、センター試験の得点は110点に圧縮されてしまうのです(以下に見やすい図で示しました)。つまり、センター試験の1点=2次試験の0.1222点にしか過ぎないのです。

素点圧縮した点
センター試験900点110点
2次試験440点440点

つまり、東大合格者の平均点と言われる9割(810点)を例に、具体的に見てみると、

  • センター810点・・・98.99/110点
  • センター900点・・・110/110点点

となり、およそ10点ほどの差しかありません。

つまり、もし900点を取ったとしても、誰もが解けるような数学の大問ひとつ分を落としてしまうと、10点の差など簡単にひっくり返ってしまうのです(ちなみに東大の数学は1問20点配点です)!

どうでしょうか?絶対安心なんてことは全くないですよね!!

東大は2次試験勝負!そう言われる所以はこのようなところにあるのです。

ただし、実際のところ、センターで史上初の900点を取った人が2次試験で失敗するとは考えられませんが。。。笑

東京大学のセンター圧縮の詳しい内容を書いた記事もあるので、合わせてチェックしてみてください。

東大入試のセンター試験圧縮のしくみを現役東大生が解説【初心者向け】

史上初のセンター試験満点 歴代の受験者数は?

正式ではないですが、Aくんは史上初のセンター試験満点だと考えられています。それでは今までどれくらいの人がセンター試験に挑戦してきたのでしょうか。

現在のセンター試験は、平成2年度にスタートしました。そして平均すると毎年およそ52万人もの受験者がいました(出願者数だけだと60万人近くになります)。

すると単純計算で、52万×30(年)≒1500万人

ということになり、今ままで1500万人もの人がチャレンジしてきたことになります。そして、満点は一人だけなので、その確率は

『1/15000000』

となります。

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センター試験満点の割合 1/15000000とは?

では「1/1500万」とはどれほどの確率なのでしょうか。まずシンプルに日本の人口で考えてみるとおよそ1億2000万人なので、国民全員がセンター試験を受けたとしても(赤ちゃんや小学生なども含まれてしまいますが)、満点を取れるのはたったの8人です

また2018年の年末ジャンボの宝くじで1等7億円の当たる可能性は1/2000万でした。つまり、来世のセンター試験で(形式は変わっているでしょうが、同じだと仮定してください笑)満点を取れる確率は、年末ジャンボを1枚だけ購入して1等7億円を当てるより少しだけ楽だということです。もちろん、2枚買った場合には、センターで満点をとる確率の方が難しくなってしまう、そんなレベルです。

また他にも1/1500万に近い確率を探してみたところ…

ほとんど何もありませんでした!!残念!!

ちなみにアメリカのネルソン博士によると、人が一生のうちに隕石で死ぬ確率は1/160万のようです。人が隕石で死ぬ確率の10倍難しい確率ってどんな確率なのでしょうかね?? 想像を絶します(笑)。

センター試験最高点の900点 満点のAくんとは?

そんなことよりも、センターで満点を取ったAくんが誰か、ということの方が気になるという人もいるでしょう。筆者も気になりました(笑)。そしてネットで調べてみたところ、都内の某有名進学校の生徒ではないか、という噂が上がっていました。

本サイトは「まとめサイト」ではないので、これ以上の追求はしません!興味のある人は自分で検索してみてくださいね。

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まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、センター試験で900点満点を取るのがどれほど難しいのか、そして史上初の満点を確率に置き換えたらどうなるのか、を中心に検証していきました。

検証したと言っても1/1500万という途方も無い数字に、ただただ驚かされるのみでした。

2021年度入試からセンター試験は新たな方式へと変わり、もしかすると満点が出てくるかもしれません。しかし、現在の形式で満点を取ったという事実に変わりはないですし、2020年度入試で満点がでない限り唯一の満点獲得者ということになります。

本当に素晴らしい限りですね。

そして今このページを見ている、そこのあなた次に満点を取るのはあなたかもしれませんよ(笑)。