ネクステを使いこなす勉強法とは?実際に受験期に使用していた東大生が詳しく教えます!

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「英語の文法・語法の勉強したいのだけれどおすすめない?」「有名なネクステって本当にいいの?」

あなたは今、こんなことを考えていませんか?

この記事では、ネクストステージ(Next Stage)をテーマに解説していきます!

ネクスての特徴から効果的な使い方まで説明しているので、これを読めばネクステのことは丸わかりです!

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ネクストステージ(Next Stage)とは

ネクストステージ(Next Stage:以下ネクステ)は、桐原書店から出版されている英語の文法・語法を中心とした問題集で、2014年に第4版が出ています。ネクステは、長く英語受験生から愛用されています。

ネクストステージ(Next Stage)の特徴・ポイント

文法・語法の完璧な網羅

ネクステの最大の特徴としては、表紙にもある通り、

文法・語法をほぼ完全に網羅している

ことが挙げられます。ほとんどの学校は高校一年生の時に、文法を一通り学ぶと思いますが、はっきり言ってほとんど頭に残っていません。いえ、正しく言うと、空欄補充問題として出題された時に対応できないのです。もちろん慣れの問題もあるのですが、そもそもインプットだけしかしていないため、覚えているようで問題に対応できなくなっているのです。

ではどのように解消するかと言うと、問題を解くことで感覚・慣れを掴むしかありません。そして重要なのが、

問題を見た時に種類を判別できる能力

となります。具体的には、空欄補充において求められているのが、文法なのか語法なのかイディオムなのかを判断すると言うことです。これは幅広い文法・語法問題などに取り組むことによってのみ養成することが可能な力です。

そしてネクステはその判別を可能にする網羅性を有しています。この網羅性を支えるのは、圧倒的なボリュームもさることながら、きちんと必要なものだけが選別されているというところです。

圧倒的問題数 勉強するのは辛いけど、力はつく!

そして網羅性と関係するもう一つの特徴が、圧倒的な問題数です。細かい問題を除くと、全1474問で構成されています。やはり、網羅性を保つためにある程度のボリュームは不可欠であり、ここまでしっかりした分量があれば間違いなく必要な範囲をカバーできるでしょう。

文法・語法だけではない!多岐にわたるジャンルの収録

そしてネクステの3つ目の特徴として、文法や語法だけでなく種々の問題が掲載されていることが挙げられます。具体的には以下の6つです。

  • 文法
  • 語法
  • イディオム
  • 会話表現
  • 単語・語彙
  • アクセント・発音

特に、会話表現については、センター試験でも必須である一方で、十分な問題数を備えている問題集はなかなかありません。またアクセント・発音についても同様のことが言えます。

しかし、ネクステではこれらを含めたいわゆる「文法問題」を全て網羅しているため、センターや私大対策としても十二分な問題集と言われているのです。

シンプルな構成で勉強しやすい

ネクステは左ページに問題、右ページに答え、という非常にシンプルな構成となっています。そのため見開きで問題に取り組むことができ、わざわざ後ろのページや別冊に答えを確認しに行く手間がありません。仮に別冊になっていれば、答えを確認するわずかな手間が、積もりに積もって疲労に繋がります。ネクステでは

またネクステで使われている色は、赤と黒の2色のみで、とてもシンプルです。例えば、世界史の通史のように内容理解が求められる場合には、様々な色分けがあった方が理解しやすいということにもなります。しかし、1000問以上ある問題集ならば、逆にシンプルな方が使いやすいです。

ネクステは、赤黒の2色のみと非常にわかりやすくなっており、自分で注意するところ青ペンを引いてもせいぜい3種類です。このように単調さがかえって集中力を減少させずに、むしろプラスの効果をもたらしているのです。

>>ネクステを使った勉強計画作成はこちら!

ネクストステージ(Next Stage)があう人は?

ネクステを使うべき人としては

少なくとも一通りの文法学習を終わらせている人

が挙げられます。「少なくとも」なので、2周や3周していても問題ありません。文法学習とは、高校で習う仮定法や分詞と言ったもののことです(普通に書店で売られている文法書の掲載されているものです)。この高校レベルの文法を人おり学習していないと、解説を見てもわけがわからないと思います。まあ感覚としては世界史や日本史の一問一答を解くのに近いです。インプットを前提として、ネクステという形のアウトプットを行うのです。

またどのレベルかと言われると、全てのレベルの人が当てはまります。英語が苦手な人も難関大を志望している人も皆一様にネクステに取り組んでください。差がつくのは、どこまで完璧にできるかというところにあります。ただし、前提として先ほど挙げた、少なくとも一通りは文法学習を終わらせていることが必要です。

ネクストステージを使い始める時期は?

ネクステを深い始める時期は、文法学習が終わり次第いつでも良いです。強いていうならば、3年生の初めから徐々にスタートして、夏休みまでに1周はやりきってしまいましょう。

ネクストステージ(Next Stage)のオススメ(効果的な)の勉強法は?

1に反復、2に反復(笑)

正直、ネクステのような一問一答はひたすら反復するのが効果的です。勉強において重要なのは

一度間違えた問題でも、次回出てきた時には正解する

ということです。これは何もネクステに限ったことではありませんが、特に一問一答ではひたすら反復が必要となります。また「〜周すれば良い」という表現が適切かどうかはわかりませんが、できれば3ヶ月で3周以上はしたいところです

ただ周によってやる内容が異なります。1周目は全問題を解き、2周目以降は間違った問題を解き直すという方法を繰り返します。そして、最初に1周目を解き始めてから3ヶ月以上経過したら、もう一度全問題を解きましょう。これは、1回目で覚えていた問題でも、3ヶ月以上経てば十分に忘れている可能性があるからです。その後は間違った問題の解き直しを行い、3ヶ月1セットを3セットくらい行うことができれば理想です

必ずチェックをつける

そして問題を解く際には、必ず間違った問題や曖昧な問題にチェックをつけましょう。2周目以降はその問題だけを解きます。また間違った問題だけでなく、たまたま正解した曖昧な問題にもしっかりチェックをつけられるかが、ポイントになります。本番で迷わないためにも、きちんとチェックを入れて解き直しを行いましょう。

センター前に詰め込もう

そしてセンター前には、何度も間違ってしまった問題などに特化してひたすら詰め込みましょう。点数を上げる最も効率的なやり方であり、そのためにもセンターまでで何回も解き直しをしておく必要があります。

またこの時点で1周目をしているのはさすがにまずいです。それならば、今まで使ってきた問題集の解き直しの方が効果的です。

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ネクストステージ(Next Stage)で到達するレベルは?

ネクステの収録問題には、実際の入試問題からの抜き出しがしばしば見られます。センター試験から難関私大までたくさん掲載されています。そのため、基本的には

「センター試験〜MARCH・旧帝」

レベルには十二分に到達できます。逆にこれ一冊で危うい問題を出してくるのが「早慶上智」といった最難関次第や一部の難関英語学部です。これらの大学・学部を受験する人は、プラス1、2冊解いておきたいです。

ネクストステージ(Next Stage)の次に使う参考書は?

先ほど述べた通り、「センター〜MARCH・旧帝」を志望するならば、ネクステ一冊で十分に対応できます。むしろ、しっかり何周もやり込んで抜けをなくすことが重要です

早慶上智を受ける人向け

早慶上智や一部の難関英語学部を受ける人は、もう1冊解いておきたいところです。おすすめとしては「頻出英文法・語法問題1000」(桐原書店)が挙げられます。こちらには、早慶上智の過去問やマニアックな問題が多く掲載されており、より難しく奇抜な問題を解かないといけない受験生には最適といえます。ただし、「頻出英文法・語法問題1000」の方にも基礎的な問題は掲載されているので、そこまで解いて無駄に時間を食わないように気をつけてください。

筆者がネクストステージ(Next Stage)を使ってみた感想

ここでは筆者が実際にネクステを使った時期とその感想を簡潔に伝えます。

高三夏休みで鬼のように詰め込んだ

筆者がネクステを本格的に使い始めたのは高3の夏休みでした。鮮明に覚えていますが、夏休みに取り組んだ英語の教材は、ネクステ1冊のみです。筆者はそれまでろくに文法・語法問題を解いていなかったので、テストでも穴になっていました。そこで、夏休みには鬼のようにネクステ1冊のみを集中して解くことにしたのです。

具体的には、毎日バスに乗っている時間を全てネクステに費やし、1日あたりの目安を決めて夏休みで3周くらいできるように分量設定を行いました(1日あたりのページ数は忘れました)。このようにしてひたすら繰り返し問題を解いていたのですが、よかった点としては形式がシンプルで疲れにくかった点が挙げられます。本当に1日100〜150問単位で解いていたので、かなり苦痛を感じることもありましたが、半機械的に学習を進めることができたのはシンプルな形式のお陰だったと思います。

センター直前、発音・アクセントに特化しつつも…

そしてセンター直前期はひたすら発音・アクセントに取り組みました。正直そこ以外はあまり不安ではなかったので、いかに詰め込めるかが勝負でしたが、ひたすら復習をすることでどうにか本番では1ミスに抑えられました。このセンター前に感じた点としては、やはり全てがネクステ1冊で完結するということです。いくら発音・アクセントを詰め込むといえども、たまに文法の不安がよぎります。そんな時、前のページに戻って3分でも軽く見直せば不安はすぐに軽減されました。わざわざ別の問題集を開く手間を考えると、精神的にも肉体的にも限界を迎えていたこの時期に1冊で全てが完結することはとても素晴らしかったです(笑)。

まとめ

今回はネクステをテーマに解説してきました。

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