センター生物基礎で9割・満点取る勉強法とコツを東大生が解説!おすすめ参考書も

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生物基礎のセンター勉強法って?」「センター試験対策に使える参考書や問題集ってどれ?

あなたは今このように思っていませんか。

今回は、センター試験で生物基礎を受験し満点(50点)を獲得した東大生が、センター生物基礎対策について、実体験も交えながら詳しく説明します。

この記事を読めば、センターで9割取れる生物基礎の勉強法、使うべき参考書・問題集が完璧にわかります。

この記事があなたの役に立てば幸いです。

【保存版】センター試験で9割とる勉強法を東大生が徹底解説!対策はいつから?


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センター生物基礎の概要と特徴

センター生物基礎は

  1. 生物と遺伝子
  2. 生物の体内環境の維持
  3. 生物の多様性と生態系 

の3つの領域から出題されます。これほど出題領域がはっきりとしている教科もそう多くないと思います。

そして、他の基礎科目(化学基礎・物理基礎・地学基礎)と比較した時に生物基礎の特徴となるのが、

計算問題が非常に少ない≒暗記がより重視される

という点です。

生物基礎は知識の暗記が非常に多いため、計算問題中心の化学基礎や物理基礎とは一線を画しています。計算問題が少ないため、より文系的と言うことも可能です。したがって、計算が苦手な人は生物基礎を選択すると良いでしょう。

しかし、「非常に少ない」だけで、毎年1〜2題は計算問題も出題されています。ただし、計算そのもののレベルは小学生でも解くことができる程度のものなので心配するまでもありません。

生物基礎のセンター試験時間

センター生物基礎は2日目の朝1番の9:30~10:30と、理科基礎として1時間で行われます。

1時間の間に2教科やるので、単純に試験時間を計算すると30分となります。

実際に問題を解くだけなら20分で十分終わると思いますが、大切なのは見直しなのでしっかりとやりましょう。

生物基礎は「計算自体は簡単!」「暗記重視!」と言いながらも…

先ほども述べた通り、確かに生物基礎は暗記中心で、数少ない計算自体のレベルも易しいです。しかし、これだけだと思っていると、大きな落とし穴があります。

つまり、生物基礎には、論理的な思考を要求される問題が非常に多いと言うことです。

もちろん単純に「知っているかいないかの知識問題」もありますが、計算問題も含めて思考力が問われる問題も多いです。そのため、2015、2016年は大きく平均点を下げたのです

実際、本番で満点をとった筆者ですら直前期の模試(2015、2016年を反映した問題)では30点台を連発していました。(もちろん、ここから死ぬほど勉強して満点をとりました)

したがって、暗記だから楽勝!と、たかを括らずに、真摯に論理的なつながりを考えて勉強する必要があります

生物基礎は新傾向で平均点が安定していない?

センター試験は平均点が6割になるように作成されている、と言われています。そして多くの教科では数年に一度例外的にずれることがあるものの、ほとんどの教科で平均点が5割5分〜6割5分に収まっています。

しかし、生物基礎は他の教科と比べて、平均点の動きが非常に激しいです。これは、2015年入試から新課程に基づく問題作成が行われたためで、作成者側も過去問をあまり参考にできなかったという背景があります。

以下で、2015〜2019年入試の平均点を示します(50点満点)。(参照:大学入試センター

2015 2016 2017 2018 2019
26.66 27.58 39.47 35.62 30.99

表からわかるように、2015、2016年センター試験では5割前半に留まってしまいました。これらの年は、多くの他の基礎科目に比べて平均点が低く、生物基礎選択がやや不利な結果となったのです。

一方で、2017年センターでは、平均点が一気に8割近くまで上昇し、逆に生物基礎選択者が他よりも有利となる結果になりました(ちなみに筆者を含め、BKKコンテンツ編集部生物基礎選択者全員が満点をとったのはこの2017年入試です)。

ここまで見ると、問題の難易度のばらつきが非常に大きく、その年の運が大きく影響するようにも思えますが、2018、2019年入試をみて見ると、6〜7割で落ち着いてきています。

問題作成者側も受験者のレベルを掴んだようなので、2020年センターでも平均点6〜7割で推移することが予想されます

しかし、重要なのは、2021年(2020年度)センター試験から、問題方式が新しくなることです。2021年1月にセンター試験を受験する高校生・浪人生は、再び平均点の波が大きく揺れることが予想されます。

もちろん難易度は単なる運なので、その問題で自分が持つすべての力を発揮できるように勉強を続けることが、重要になります。

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センター生物基礎対策におすすめの参考書・問題集6選

ここからは、具体的にセンター試験対策に使うべき参考書・問題集を紹介していきます。自分に合った適切なものを見つけて、点数を伸ばしてください。

参考書1. 「改訂版 センター試験 生物基礎の点数が面白いほどとれる本」おすすめ度

  1. レベル・・・センター試験 平均〜満点
  2. メリット・・・全範囲を完全に網羅している・説明が、細かくわかりやすい
  3. デメリット・・・1周するのに時間がかかる・シンプルに過重負担
  4. おすすめ度・・・★★★☆

よく書店で見かける黄色い表紙の参考書です。この参考書は、一つ一つの知識を繋げる論理・因果関係に重点を置いており生物基礎が苦手な人でも取り組みやすい内容になっています。また350ページ以上のボリュームが示す通り、完璧にやり込めばセンター満点も可能です。ただし、そのボリュームが仇になり、直前期からの使用はオススメできません。もし使うならば、授業と並行した形で、読み進めると良いでしょう。

参考書2. 「みんなのセンター教科書 生物基礎(改訂版)」おすすめ度

  1. レベル・・・センター試験 平均〜満点
  2. メリット・・・語り口調やイラストなどでわかりやすい・例題や要点まとめが各所に配置されている
  3. デメリット・・・それでもやや分量が多い
  4. おすすめ度・・・★★★★☆

こちらも1と同様に、生物基礎の内容がより細く詳しく説明されいる参考書になります。語り口調やイラスト・図といった理解しやすさに重点が置かれており、実際流し読みするだけでもかなりの点数を取ることが可能です。また240ページと1よりもボリュームが少し落ちますが、かえって取り組みやすくなったのではないでしょうか。

参考書3. 「センターはこれだけ! 大森徹の生物基礎」おすすめ度★★

  1. レベル・・・センター試験7〜9割
  2. メリット・・・直前期まで全く勉強していなくても、9割が目指せる
  3. デメリット・・・根本的な理解力が必要
  4. おすすめ度・・・★★★★★

タイトルにもある通り、センター試験対策はこの1冊で十分ともいえます。基本的に「センター平均点+α」を謳っており、直前期まで全く手をつけていなかった人は、この1冊で十分な点数を取ることができます、実際、高校時代の友人の中にも、この1冊で満点を獲得した猛者もいました。ただし、そもそもの理解力・読解力がないとわからないくらい「コンパクトにまとめられています。またいずれにしても、暗記が苦手な人は早めから対策することが求められます。

参考書4. 「9割を狙え!解決!センター 生物基礎(新装版)」おすすめ度★★

  1. レベル・・・センター試験満点
  2. メリット・・・センター模試6割以上の人が、満点を目指す
  3. デメリット・・・基礎的な知識が必要・量は少ない
  4. おすすめ度・・・★★★★★

こちらの参考書も、3と同じく短期集中型のものになります。ただしこちらは、ある程度の基礎知識を持っていることを前提として、より満点を意識したものになります(タイトルは9割ですが、1問3点であることを考えると満点と同義と考えて良いです)。また受験生時代の筆者は実際にセンター1ヶ月前からこの問題集を使い始めて、無事満点を取ることができました。正直3と4は好みによると思うので、本屋でパラパラめくって適当な方を選ぶとよいでしょう。

参考書5. 「30日完成!センター試験対策生物基礎」おすすめ度★★

  1. レベル・・・センター試験
  2. メリット・・・知識の総復習と過去問演習ができる
  3. デメリット・・・30日はかかる
  4. おすすめ度・・・★★★★

直前の1ヶ月で知識を総復習したいひとにおすすめの参考書です。この1冊で知識を蓄えることも、過去問の演習もすることができます。問題でわからないとこがあってもすぐに確認ができるのもポイント。あまり授業でしっかりと覚えていなかったけど、一気に直前の1ヶ月で勉強するのにぴったりな問題集です。

参考書6. 「最新のマーク式問題集」おすすめ度★★

  1. レベル・・・センター試験
  2. メリット・・・過去問演習
  3. デメリット・・・参考書と合わせて使う
  4. おすすめ度・・・★★★★★

問題集は普通に市販されているマーク式のものを購入し利用すればよいです。特にどこのものが良いと言うのはありませんが、最新のものを使うようにしましょう。出版社は過去問を大いに参考にしているため、特に影響しやすい直前年のものを考慮したも問題集が良いでしょう。そして、当然解きっぱなしではいけません。直前期には3や4の参考書を中心にして復習をしてください。さらに、間違えた問題だけ解き直すと、より一層効果的になります。

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センター生物基礎の勉強法と参考書の効果的な使い方

普段、生物基礎を学習する時には、「教科書+参考書1冊」よいです。そもそも生物基礎は配点がかなり低いため、それほど多くの時間をかけることはできないでしょうし、時間をかけることも望ましくありません。そこで教科書と参考書1冊を併用する形で勉強してください。

この「参考書1冊」は、上記で紹介した1、2の中から一つ選んでください。もし似たような参考書が学校で配布されていれば、それで十分です。オススメの参考書の3、4は、高3の8月以降にやり込んだ方が短期集中的で結果が出ると思います(内容的に、やや薄いというのもあります)。

またこのような教科書と参考書を併用する勉強は、定期テスト前の勉強だけで十分です。テスト週間以外の通常期は、国数英の3教科や地歴に重点をおいて勉強してください。

生物基礎の勉強法1. ひたすら知識をインプットする

生物基礎はけっこう覚えないといけない内容の量も多いため、普段の授業である程度は覚えておくようにしましょう。

自分で直前に一から勉強する場合も、まずは教科書や参考書をひたすら読み込んで、知識を頭にインプットしてください。

生物基礎の勉強法2. 過去問を解いて知識を定着させる

ある程度内容を覚えたら、実際に問題集や過去問をどんどん解いていきましょう。

やっていくうちに何度も出てくる問題もあったりするので、知識がどんどん定着していきます。

知識が曖昧で間違ってしまった内容は、ノートに書いてまとめておくのもおすすめです。

センター試験直前期の勉強法

センター直前の1、2ヶ月ほどは、マーク演習が中心になります。「理解した上で、正解する」問題を増やし、自分の知識を増やしていきます。そしてマーク演習と同時に3、4の参考書を読み込んでいきましょう。

流れとしては

  1. マーク演習
  2. 間違った問題の分野を読む

と、なります。3、4の参考書は繰り返し読めば読むほど力がつくようになっているので、何度でも読んでください。もちろんこの時点で、基礎が定着していない(30点未満)人は教科書や1、2の参考書を読むことも必要です。

センター生物基礎攻略 東大生向け

東大を目指すひとで生物基礎を受験するにあたって、いくつかアドバイスがあります。

東大はセンター試験の圧縮率がけっこう高く、生物基礎は二次試験でも必要とされないので、それほど勉強時間を割く必要はありません。

授業をしっかりと聴いて、授業中にも問題演習をやると思うので、生物基礎は授業内で完成させてしまうつもりでやってください。

少しでも合格の可能性を上げるために、他の教科に時間を注ぐようにしましょう。

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「生物基礎」センター試験についてのまとめ

いかがだったでしょうか。生物基礎は、「たかが50点、されど50点」です。他の教科とのバランスを見つつも、生物基礎を一つの得点源としてセンター試験でしっかり点を稼ぎましょう

あなたが志望校に合格することを願っています。

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